STAFF BLOG

HOME » STAFF BLOG » シーズン特集 » 【シーズン特集】9ftクラスショアロッド比較・解説

【シーズン特集】9ftクラスショアロッド比較・解説

シーズン特集 9ftクラスショアロッド比較・解説


■はじめに

以前ご紹介させて頂きました10ftクラスショアロッド特集に引き続きまして、今回は9ftクラスロッド特集を組ませて頂きたいと思います。
(前回の10ftクラスショアロッド特集はこちらから!!)
9ftクラスの選択肢としましては主にシーバスゲームをはじめとした河川に干潟などのウェーディングゲームに堤防やサーフゲームでもこのレングスが活躍するシチュエーションやシーンがあります。

弊社ラインナップ中でもライト~ミドルゲームをカバーするモデルやベイトモデルを除いて6機種(スピニング6機種)の9ftモデルが存在し、その中からご自身に合ったモデルをご検討頂く際にカタログやHP表記のみでは、各モデルそれぞれのコンセプトは違えどもスペック表記的には近いモデルなどが存在しており迷われる事が多々あるかと思います!

前回組ませて頂きました10ft特集と同じくそれぞれ各モデルのコンセプトに沿いつつも、ただ「率直な使用感を大部分に置いた」比較・解説動画とさせて頂きます!!中には感覚的な表現も多くなるとは思いますが、皆様へ少しでもロッド選定のご参考になればと思いご紹介させて頂きます。

■紹介機種

・BlueCurrent 93TZ/NANO All-Range(略称BLC93AR)
・EARLY 99ML(ELY99ML)
・EARLY 93M(ELY93M)
・EARLY 97MMH(ELY97MMH)
・Ballistick 96MMH TZ/NANO(Balli96MMH)
・Ballistick 94M TZ/NANO(Balli94M)

■各モデルの主な仕様紹介
●BlueCurrent
93TZ/NANO All-Range
使い手次第で可能性は無限大のオールレンジ攻略ロングレングスモデル。その高い汎用性能から絶大な支持を得た85TZ/NANOオールレンジのパワーアップ&ロングディスタンス攻略用チューンモデルです。繊細かつ遠距離での感度、高い操作性を持ちつつ硬すぎないティップ、遠投に必要なパワーを作り出すハイパワーバットとの絶妙なバランスを徹底的に追求しました。アジ・メバル、ロックフィッシュはもとより、クロダイ・シーバス・エギングなど、あなたのスキルとアイディア次第で更なる攻略の幅を広げてくれるでしょう。

【スペック】
全長 : 2825mm  / 重量 : 90g / 継数 : 2pcs
推奨ルアーウェイト : 3~21g / 推奨ライン : PE 0.4~1号
ガイド仕様 : TZチタンフレームKガイド(Fuji) / リールシート仕様 : VSS16(Fuji)
適合スピニングリール目安 : D社製LT2500C~2500番程度 / S社製 2500~C3000番程度


●EARLY for Surf 99ML
10ftクラスに引けを取らない遠投性能の源となる強靭なバットに、高い感度・操作性で地形や離岸流の変化等の情報収集能力と、ワーム+ジグヘッドリグや9cmクラスの小型ミノー・シンペンに、12g前後の比較的軽量バイブレーションの扱いやすさに特化したティップとベリーは、サーフゲームに於いて人的プレッシャー等でスレきったターゲットに対し繊細なアプローチを可能にします。遠投して沖を探るのも良し、サンドバー周りのブレイクを丁寧に誘ってターゲットを探るも良し。高いロッドバランスがもたらす軽快なキャストフィールと操作感は、長時間に及ぶサーフゲームに於いて体力に自信のない方や女性の方もしっかりとサポートする高汎用性能を備えたサーフフィネスモデルです。

【スペック】
全長 : 2980mm  / 重量 : 155g / 継数 : 2pcs
推奨ルアーウェイト : 7~35g / 推奨ライン : PE 0.8~1.5号
ガイド仕様 : SiC-SステンフレームKガイド(Fuji) / リールシート仕様 : VSS16(Fuji)
適合スピニングリール目安 : D社製LT4000C~5000C番程度 / S社製 4000~5000番程度

●EARLY for Seabass 93M
川・干潟のウェーディングや港湾部や沖堤防の遠投性能を必要とするシチュエーションとオールシーズンで活躍するマルチスタンダードモデル。
使用頻度が高いと想定される7cm~12cmクラスのルアーの扱いが特に良好で、鉄板バイブレーション等の引き抵抗のあるルアーでも操作レスポンスに加え長時間にわたる巻き動作に対しての手首の負担も少ないため、集中力も維持できます。ヒット後はロッド全体で曲がりこみ、魚をいなしながら寄せるファイト性能でバラシを軽減します。

【スペック】
全長 : 2819mm  / 重量 : 147g / 継数 : 2pcs
推奨ルアーウェイト : 7~35g / 推奨ライン : PE 0.8~1.5号
ガイド仕様 : SiC-SステンフレームKガイド(Fuji) / リールシート仕様 : VSS16(Fuji)
適合スピニングリール目安 : D社製LT3000C~4000C番程度 / S社製 3000~4000番程度

●EARLY for Seabass 97MMH
小磯やゴロタ場のハードなロケーションと太い流れの大河川や瀬戸での流れの釣りに特化したモデル。
パワーを持たせつつも軽量かつ軽く振り抜いても安定した飛距離が出せるブランク設計で、ストレスなくキャストでき、オープンエリアでの回遊待ちにも適しています。
9cmクラスのミノーやシンペン使用時でも流れや潮圧の変化を的確に伝えてくれる繊細なティップと、秋の大型ベイトに合わせた15cmクラスのミノーもストレスなく振り抜け、ウェイトの乗ったプリスポーンのランカーでも安心して寄せるトルクのあるバットパワーを持たせたモデルです。

【スペック】
全長 : 2925mm  / 重量 : 156g / 継数 : 2pcs
推奨ルアーウェイト : 8~42g / 推奨ライン : PE 1~2号
ガイド仕様 : SiC-SステンフレームKガイド(Fuji) / リールシート仕様 : VSS16(Fuji)
適合スピニングリール目安 : D社製LT4000C~5000C番程度 / S社製 4000~C5000番程度

●Ballistick 94M TZ/NANO
ミノーをメインとし、シンキングペンシルやバイブレーションを様々なシチュエーションで使いこなすためのマルチパーパスロッド。シャープな取り回しと高感度性能により、リバーのナイトゲームでも流れの変化やショートバイトを確実に感じ取ります。高いセンサー性能だけでなく、魚を寄せるパワーも併せ持ちます。繊細かつ大胆な攻めで、岩盤エリアや根周りでランカーを狙う場面でも果敢にゲームを展開することが可能です。感度・操作性・パワーを高バランスで融合し、現在のシーバスシーンでは基本となる一本に仕上がりました。

【スペック】
全長 : 2850mm  / 重量 : 143g / 継数 : 2pcs
推奨ルアーウェイト : 6~35g / 推奨ライン : PE 0.8~1.5号
ガイド仕様 : TZチタンフレームKガイド(Fuji) / リールシート仕様 : VSS16(Fuji)
適合スピニングリール目安 : D社製LT3000C~4000C番程度 / S社製 C3000~4000番程度

●Ballistick 96MMH TZ/NANO
14cm前後の大型ミノーを中心にメタルジグ・シンキングペンシル・ヘビーバイブレーションなどの重たいルアーをロングキャストするゲームに適した一本です。メインフィールドはサーフや小磯周りなどの大場所で、逆風の中でもしっかりとヘビールアーを振りぬけるシャープなキャストフィールで確実な飛距離を約束します。このクラスのロッドとしては取り回しも軽く、一日中のキャストにも疲れが溜まらずに集中力を維持できます。

【スペック】
全長 : 2910mm  / 重量 : 151g / 継数 : 2pcs
推奨ルアーウェイト : 8~38g / 推奨ライン : PE 1~2号
ガイド仕様 : TZチタンフレームKガイド(Fuji) / リールシート仕様 : VSS17(Fuji)
適合スピニングリール目安 : D社製LT3000C~5000C番程度 / S社製 4000~C5000番程度


■各モデルの静荷重曲がり比較

※静荷重比較はロッドの特性全てを表現したものでは御座いません。この比較画像はリールをセットした状態で糸を通し、重りを静かにぶら下げたものです。ロッドの瞬発的な反発力や、ルアー操作時の使用感は表現されません。あくまでロッドパワーと調子の比較としてイメージして頂ければと思います!!

■使用感や調子の比較をチャート表と動画でご紹介!!
価格の面、スペックの面を読んでみると非常に似通っておりモデルもあったりしてどっちにしようか迷われる方もいらっしゃる事と思われます。特にお問合せ頂く事の多い機種同士の組み合わせでキャストフィーリングと調子の違いを比較、更に細かい仕様の違いによる使用感をキャスト解説動画にてお伝えさせて頂きます。
※表現の中で感覚的な部分も御座いますが、何か少しでもロッド選びでのご参考になればと思います!!

■各機種の使用感と調子比較チャート表
1~5段階で各機種の使用感を表現させて頂きます。

ティップの入り:良好(しなやか)5⇒そうでない(張りがある)1
硬さ・張り:硬い・強い5⇒柔らかい・弱い1
パワー:強い5⇒弱い1
15gプラグ(扱い):良好(投げやすい)5⇒そうでない1
30gプラグ(扱い):良好5⇒そうでない1
遠投性(扱い):良好5⇒そうでない1


■機種ごとの使用感比較

お問合せの多い機種同士の比較となります。
感覚的な表現も御座いますが、何か少しでもご検討頂く際のお役に立てればと思います。

BlueCurrent 93TZ/NANO All-Range  ×  EARLY for Surf 99ML

ライトゲームカテゴリーの中でも最もパワーがあり、シーバスゲームでもご愛用頂いておられる方も多いBLC93ARとEARLY for Surfシリーズで最もライトモデルとなるERY99MLの比較です。リールはS社3000番クラスと比較的軽めのルアーを使用しフィネス寄りの設定で比較します。
【動画はこちらから⇩】

【使用リール】
3000番クラス

【キャストルアー】
ミノー : 9cm / 11cm
ジグヘッド+ワーム : 10g
メタルジグ : 20g

性荷重比較ではかなり差が出てきますが、20gジグを実際にキャストしスローで曲がりを確認するとBlueCurrent93TZ/NANOもしっかりバットが残り
しっかりフルキャストすることが可能等の映像がご覧いただけると思いますので、動画の方も併せてご覧いただけるとよりご参考になると思います。

お客様からよくお問合せ頂く、Mパワークラスである両モデルを定番サイズのシーバスルアーを使用し、キャストフィーリングと操作感の比較を行います。
【動画はこちらから⇩】

【使用リール】
4000番クラス

【キャストルアー】
ミノー : 9cm / 14cm
ジャークベイト : 14cm
メタルジグ : 20g
バイブレーション : 28g

Ballistick 96MMH TZ/NANO × EARLY for Seabass 97MMH

こちらも良くお問合せ頂きます共にMMHのパワー表記の2モデルとなります。
使用感の比較を行います。
【動画はこちらから⇩】

【使用リール】
4000番クラス

【キャストルアー】
ミノー : 14cm / 16cm
バイブレーション : 28g

■おわりに
前回の10ft特集引き続き、文字に加えて動画でもロッドの比較解説をお伝え致しましたが、いかかでしたでしょうか?
なかなか感覚的な部分を伝えるのは難しい所ではありますが、少しでもお客様の疑問解消やロッド選択のお役に立てれば幸いでございます。
来年も手探りではありますが、少しでもお客様に分かりやすいような特集等をお届けできればと思いますので、今後とも宜しくお願い致します!!