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【フィールドスタッフレポート】ブルースナイパーシリーズ×伊豆諸島ロックショアゲーム

2024.01.19

新潟県在住のフィールドスタッフ猪俣氏より、先にアップしたインプレションに引き続き、2024年春発売予定のブルースナイパーシリーズを使用した実釣レポートをご紹介します。※実釣インプレッションのレポートは⇒こちらから

2023年大きな話題となった伊豆諸島のロックショアゲーム。

磯からキハダマグロが乱舞する好釣果に夢を抱き、遠征アングラーが多数訪れたと聞きます。水温が下がる時期でも、サイズを求めなければ釣果が期待出来るとの事で、私も数日間の日程を組み、伊豆諸島へと遠征して来ました。

事前情報では、キハダはメジサイズ～20㎏まで。ジグで狙えばカンパチの3㎏～4㎏が1日に数本。

準備したタックルはキハダ用にPE5号の【PL106H】。ジグメインのカンパチ用にPE4号の【96H】。スマガツオの情報もあったのでPE3号の【103ML-M】。3タックルを準備して、沖磯へと向かいました。

遠征期間中、悪天候が重なり1日のみの渡船が可能となり、満を持して沖磯へと上がりました。

黒潮の影響なのか、深いダークブルーの潮色に、足場が高い大きな磯(島)が無数に点在し、足元には巨大な【イスズミ】が群れで泳ぐ…時折巨大なクジラが海面で尾を叩く姿も見え、まるで異空間に迷い込んだ感覚包まれながら実釣をスタートさせました。

結果はメジサイズが1本でしたが、初めてのフィールドにチャレンジ出来た事、船長さんや、同船の磯釣り師の方から、様々な話が聞けた事。釣りに必要な【経験値】は次回に繋がる釣果以上に収穫がある物でした。

使用タックルについて私なりの感覚で書きます。聞いていた通り足場が高く、キャスト時も足元やバックスペースに気を配る様な沖磯でした。

キハダメインの【PL106H】は、プラグモデルのパワー系ロッドでありながら曲げこみやすい特長があります。大型魚に慣れていない事もあるので、このロッドがベストに感じました。バックスペースが取れないので、垂らしを短めにモーションが小さめのコンパクトなキャストでも飛距離が出る設計です。フルキャストしても負担が少ないロッドバランスにより、狙いの潮の通り道までルアーを飛ばし、エラーを起こしにくいポッパー系プラグであれば、より確実にアクションが可能です。

ジグ用の【96H】は、足元から30ⅿ～40ⅿの水深があり70～100gをメインウエイトで使用しました。潮が早い時間帯でもワンピッチでの軽快な操作が可能で、レングスも丁度良く、ジグメインのタックルは正解でした。

【103ML-M】は、射程距離でナブラが沸いたり、他のアングラーが【スマガツオ】をヒットさせたら…と思い50g前後のジグをスタンバイさせていましたが、出番はありませんでした。スマを食べたいとの殺気が強すぎたのかもしれません…。このロッドはプラグとジグを両方使いたいアングラーにオススメで、5機種の中で中間に位置づけするオールマイティーなモデル。ヘビータックルのサブロッドとしても欠かせない相棒です。

安全第一で無事に帰る事、これがロックショアゲームの基本だと思っています。

今回もギリギリ渡船可能な日があり、決断を委ねられましたが勇気を出して中止を申し出ました。夢を追いかける事に魅力がありますが、同時に危険が付いて回ります。装備を万全に、持ち物は最小限にして身軽に動く事や、渡船時の船の寄せ方と渡るタイミングは、何度も何度も船長さんに確認しました。実際の渡船時は、磯釣り師の方からサポートして頂きました。

結果、無事に宿へ戻る事が出来て釣果にも恵まれる、良い遠征となりました。