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【フィールドスタッフレポート】ブルースナイパーシリーズ実釣インプレッション

新潟県在住のフィールドスタッフ猪俣氏より、2024年春発売予定のブルースナイパーシリーズを使用したレポートを頂きましたので、ご紹介します。
前モデルを所有されている方も、まだブルースナイパーシリーズを使用したことがない方にも参考になるレポートですので、ぜひ読んでみてください!!


近年のSWルアーのジャンルの中で【ロックショア】は、夢のサイズとターゲットと追い求めるアングラーが後を絶たず、人気ジャンルとして地位を確立させました。使用するルアーも幅広く、特にハンドメイド系プラグの人気もこの釣りを支えている大きな柱です。

このタイミングで2024年にヤマガブランクスから【ブルースナイパー・ショアモデル】が、フルモデルチェンジとなります。昨年の10月末の遠征釣行で全機種を使用する機会がありましたので、実釣を交えて各機種ごとにレポートしたいと思います。

2泊3日で組んだ遠征初日は、海上悪く渡船中止。翌日からの準備としてタックルバランスの構築から始めました。

持ち込んだリールは5台。それぞれ異なる号数のラインを巻き、替えスプールも用意して、リール重量を考えての試投から、自分なりにタックルバランスを組んでみました。

タックルデータ一覧

【103ML-M】

■リール:23ソルティガ4000-XH / 5000-XH
■ライン:PE2号+50LB
■想定した仕様用途:小型プラグ13㎝前後 / ミノー用

【100M-MH】

■リール:23ソルティガ5000-XH / 6000-XH
■ライン:PE3号+70LB
■想定した仕様用途:プラグ13㎝~16㎝ / ジグ80gまで

【96H】

■リール:19ステラ 8000HG
■ライン:PE4号+80LB
■想定した仕様用途:100g前後のジグメイン

【PL 109MH】

■リール:19ステラ 8000HG
■ライン:PE4号+100LB
■想定した仕様用途:プラグ16㎝~18㎝

【PL 106H】

■リール:19ステラ 14000XG
■ライン:PE5号+130LB
■想定した仕様用途:プラグ18㎝以上

各機種使用感

ロッドとリールを入れ替えてキャストしながら、ロッドコンセプトである【投げ続ける事ができる軽快さ】を損なわないセッティングを組んで見ました。

2日間の実釣でキャッチしたヒラマサは5本。大型のヒラマサには出会えませんでしたが、ロッド性能を体感するには十分な釣果となりました。

キャッチしたロッドを踏まえて、各機種を簡単にまとめて見ます。

【103ML-M】

【使用して感じた特徴】
■20g~30gのルアーを快適に弾き飛ばすキャスト性能
■ロックショア系のBSからはかけ離れたシャープさと遠投性能
■旧モデルの103Lよりも、ダルさを感じさせない使用感
■ラピードF130/30gは安定して飛距離も出せ、気持ちよく飛んでいく
■ミノーなら、DUEL/バレットファスト140Sとダイワ/セットアッパー125S-DRクラスがベスト。泳ぎを感じ取れるティップは◎
■ライトショアジギングも視野に入れる方なら、PE1.5号にジグは40g程を使用したフィネス攻略も可能

【ヒラマサを釣った状況】
潮無し・風無し・波無し・天気良しの厳しい状況を攻略する為に考えたのが、ライトラインで限りなく小型のプラグを使用したアプローチ。

結果は18㎝のプラグよりも圧倒的にバイトが増え、3㎏クラスをキャッチ。沖磯の限られた時間内で、ヒラマサとのコンタクトを増やす為には、是非とも引出しの一つにしておきたい方法かと思います。

 

【100M-MH】

【使用して感じた特徴】
■これからロックショアに挑戦する方やステップアップにもオススメ
■ジグとプラグを両方満遍なく使いたい。そんなアングラーにはこの1本
■投げやすさとリールをセットした時のバランスが抜群
■個人的にお気に入りNo.1がこの機種です

【ヒラマサを釣った状況】
ジグのメインタックルとしてヒラマサ2本キャッチ。

ジグにキレのあるアクションを与え、プラグでも操作良好。プラグは、16㎝50g前後が飛距離が出て最も使いやすい印象です。

 

【96H】

【使用して感じた特徴】
■アングラーを選ぶパワー系ロッドでは無く、誰でも扱いやすいHクラスのモデル
■SW14000番クラスはもちろん、SW8000番クラスを使用してもバランスはすごく良い
■扱いやすさの次元を超えた使用感であり、感覚的には8フィート後半くらいにも感じます
■パワーがある為、ジグがメインのアングラーにはこの1本。80g~120gまでのワンピッチ、ジャカ巻きの快適さは唯一無二
■プラグも使用できるが、プラグタイプに比べると操作感は劣る
■Hクラスを忘れるくらいの軽快で少し不思議なキャストフィール。今までにないブルースナイパーといった印象です。

 

【PL 109MH】

【使用して感じた特徴】
■14㎝~18㎝の使用頻度が高いサイズのプラグ遠投性の抜群
■レングス/ティップの入り全てがPL(プラグ)の名に合う高バランス
■遠投性能では5機種で1番の飛距離が出て投げやすい
■リールのバランスは8000番台にPE4号。リーダーは80~100がベスト。これより号数を上げると、遠投性能にブレーキを掛けてしまう
■軽いプラグで下限は14㎝前後。13㎝以下の小型は103ML-Mに分がある
■ペンデュラムでキャストした時の、ブランクスの反発が心地い良い

【ヒラマサを釣った状況】
遠投性能を活かして、広範囲を探り2本をキャッチ。

チェイスもなく突然のバイトでしたが、しなやかなティップにより弾くことなくフッキングしていました。

 

【PL 106H】

【使用して感じた特徴】
■大型のプラグをメインとした、キャスト時に手首に負担が掛かりにくい高設計
■130LBリーダーでも抜けが良い
■他は【PL 109MH】と同様の使用感

【PL 106H】に関しては、伊豆諸島ロックショアゲームでメインロッドとして使用してきましたので、後日レポートにまとめて詳しい使用感をお伝えしたいと思います。
■伊豆諸島ロックショアゲームのレポートは➞こちらから

これは余談ですが、釣行終了後の筋肉痛がそれほどでもなく、キャストフォームなのか?ロッド設計なのか?

投げやすさとロッドパワーを十分に体感する事が出来ました。


■ブルースナイパーシリーズの詳しいスペックは➞こちらから
■シリーズ解説ブログは➞こちらから
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