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シーウォーク・ゲームブレンダー徹底解説 Vol.2|GameBlender 510L/ML(タチウオジギング×ライトスロージギング)【2026新製品解説】

近海オフショアゲームの新しい挑戦

 

GameBlender 510L / 510ML編

前回ご紹介した「GameBlender 75M」に続き、今回は新たに「GameBlender 510L/510ML」の詳細をご紹介いたします。

「GameBlender 75M」の解説はコチラ

 

ライトジギングモデルとの違い

近海のライトオフショアジギングモデルとして、「SeaWalk Light-Jigging」はヤマガブランクスを代表するシリーズとして確固たる地位を築いてきました。「SeaWalk Light-Jigging」シリーズは、ティップの高い追従性を重視し、メタルジグのスイミングアクションを演出しやすい点が全モデル共通の特長です。

また、高い汎用性を備えながら、不意の大物にも余裕をもって対応できるパワーを併せ持ち、発売以降、多くのアングラーから高い支持を頂いています。

対して、2026年発売予定の「SeaWalk GameBlender 510L/510ML」は、それらとは異なる調子と操作性を持つモデルとしてリリースします。

最大の特長は、状況に応じてジグを意のままに操れる高い操作レスポンスと、軽い入力でもジグを鋭く跳ね上げ、フォールアクションを演出できる点です。

「近海のタチウオジギングとスロージギングを、一本で存分に楽しめるロッド」
この目標を掲げ、開発はスタートしました。

 

✅Blenderがタチウオジギングに求めたもの

近年のタチウオジギングは地域性が色濃く表れ、ポイントの水深や反応の良いメタルジグ、有効なアクションも季節や日によって刻々と変化します。

そうした状況に柔軟に対応するためには、ティップまで適度な張りを持たせたレギュラーテーパーを採用し、高い自由度を備えた操作性が必須であると考えました。

また、レングスはあえてショート化しています。
これは、乗合船でのスパンカー流しによるバーチカルジギングが主流となるタチウオジギングにおいて、優れた取り回しを実現するためです。

さらに、フォール中に生じるラインやジグへのまとわりつき、わずかな違和感を的確に察知し、素早くフッキングへ持ち込むための「高いレスポンス性能」も徹底的に重視しました。

 

 

✅Blenderがスロージギングに求めたもの

近海スロージギングは多彩なターゲットが存在し、専門的に取り組むことでその奥深さを堪能できる釣りです。そのためジグの操作性は非常に重要であり、ロッドには「ジグを楽に、かつ意のままに操作できる快適さ」が求められます。

本モデルではその実現のために、ロッドの張り感はもちろん、曲がりの支点となる位置にまで徹底的にこだわりました。軽い入力でもロッドを曲げ込みやすく、さらにレスポンスよく復元することで、ジグをオートマチックに飛ばし、横を向かせてフォールさせる。

スロージギングにおけるこの基本性能を、高い次元で磨き上げ具現化しています。

グリップ仕様にはセパレートタイプを採用。ジグ操作時の軽快な入力を可能にするとともに、良型の根魚や青物を一気に根から剥がして浮かせる際にも、ストレートポンピングの動作をスムーズに行えます。

 

機種紹介

GameBlender 510L
タチウオジギング × ライトスロージギング

※CW(Comfort Weight):最も快適に使用できる適正負荷を示しています。最大値ではありませんので、前後の多少の変動は問題ございません。

【スペック】
タチウオジギング /  Lure: CW 60~150g Line: PE 0.6~1.2
ライトスロー / Lure: CW 80~250g Line: PE 0.6~2

510Lの製品ページはコチラ

 

💡タチウオジギングでの特性

幅広い水深に対応できる、汎用性の高いベーシックな1本。
ジグの初速を抑えた、ナチュラルで安定したアクションを演出できる。
誘い上げからフォールへの切り返しがスムーズに行える。
ヒットレンジをテンポよく探るための、キレのあるハイピッチアクションが行いやすい。
フォール中の違和感を捉える感度の高さ。

 

💡スロージギングでの特性

潮の流れが弱い状況でも、ジグを滑らかに自走させることができる。
水深50mまでの浅場において、優れた使用感を発揮する。
身切れしやすいターゲットに対しても、高い追従性を実現。
メリハリのあるアクションからスローアクションへの切り替えがスムーズで、レスポンスに優れる。

 

GameBlender 510ML
タチウオジギング × ライトスロージギング

※CW(Comfort Weight):最も快適に使用できる適正負荷を示しています。最大値ではありませんので、前後の多少の変動は問題ございません。

【スペック】
タチウオジギング /  Lure: CW 80~180g Line: PE 0.6~1.2
ライトスロー / Lure: CW 120~300g Line: PE 0.8~2.5

510MLの製品ページはコチラ

 

💡タチウオジギングでの特性

深場のポイント攻略が行いやすい。
緩急自在なジグアクションが可能。
フォール中のアタリや違和感を感知しやすく、即座に掛けに移行できる。
強いリフトパワーと手元に来る曲がりの支点により、ドラゴンクラスの数釣り時も疲労が軽減され、手返しが向上する。

 

💡スロージギングでの特性

二枚潮などの悪条件下でも、ブランクの優れた復元レスポンスにより、ジグを的確に操作可能。
水深100〜200mクラスの深場攻略を得意とする。
アクション入力時にロッドがしなやかに曲がるため、肘への負担を軽減。
キレを重視したハイピッチな誘いから、フォールで食わせるアクションまで、高いレスポンスを発揮。
魚を掛けた後はバット部のパワーを活かし、安定したファイトで確実にリフト可能。

 

最後に

ゲームブレンダーシリーズは、単に汎用性だけを求めた「なんでもロッド」ではありません。さまざまな釣りに高次元で対応できる性能を、徹底的に突き詰めています。

そのうえで本シリーズでは、「○○×○○」というジャンルの組み合わせを明確に想定し、「この釣りと、あの釣りを1本で楽しめたら」というアングラーのニーズを具現化したロッドに仕上げました。

次回の解説ブログでは、ターゲットとスタイルに合わせたリールの選び方など、さらにシリーズを深堀した解説記事を公開予定です!お楽しみに!


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解説ブログ(Vol.1)はコチラ

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