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シーウォーク・ゲームブレンダー徹底解説 Vol.1|GameBlender 75M(落とし込み×電動ジギング)【2026新製品解説】

「近海オフショアゲームの新しい挑戦」SeaWalk Game Blender ゲームブレンダー

 

 

オフショアの自由度と可能性を広げる

近年のフィッシングシーンでは、各ジャンルの細分化が著しく進んでいます。なかでもオフショアゲームでは、ターゲットや釣法に合わせた専用タックルが欠かせない存在となりました。

専用タックルを理想に沿ってこだわり抜いて揃えることで、ルアーやジグの操作からフッキングに至るまでのプロセスが明確になり、ファイトにおいても、より高い満足度を得ることができます。その結果、1本を手にしたときの満足感は大きくなり、釣りそのものを、より快適で奥深いものとして楽しむことができるでしょう。

これは、ルアーフィッシングを追求するうえで非常に重要な要素のひとつです。

しかし一方で、「自分のメインではない釣り」や「限られたシーズンで、年に数回しか行けない釣り」のために専用タックルを揃えることに躊躇してしまい、興味はあってもタックルの新調をためらう方が少なくないのも事実です。

私たちは、そうしたハードルを少しでも下げたいという思いから、「釣りをより幅広く楽しむための性能」を追求しました。1本のロッドがあれば、リールやラインを替えるだけで、これまで挑戦してみたかった釣りにも気軽にチャレンジできる――。

そんな“やってみたい”を形にするためのアシストとして、そして挑戦のワクワク感や、実際に魚を手にしたときの感動を味わっていただきたい。その想いから「シーウォーク・ゲームブレンダー」シリーズは誕生しました。

本シリーズは、単に汎用性だけを求めた「なんでもロッド」ではありません。さまざまな釣りに高次元で対応できる性能を、徹底的に突き詰めています。

そのうえで本シリーズでは、「○○×○○」というジャンルの組み合わせを明確に想定し、「この釣りと、あの釣りを1本で楽しめたら」というアングラーのニーズを具現化したロッドに仕上げました。

 

✅ラインナップ展開と機種の紹介

SeaWalk Game Blenderシリーズは、「釣りの幅を1本で広げる」をコンセプトに、2026年発売予定の全3機種からスタートします。

 

GameBlender 510L|2026年夏頃発売予定

タチウオジギング×ライトスロージギング

【スペック】
タチウオジギング /  Lure: CW 60~150g Line: PE 0.6~1.2
ライトスロー / Lure: CW 80~250g Line: PE 0.6~2

※CW(Comfort Weight):最も快適に使用できる適正負荷を示しています。最大値ではありませんので、前後の多少の変動は問題ございません。

510Lの製品ページはコチラ

 

 

GameBlender 510ML |2026年夏頃発売予定

タチウオジギング×ライトスロージギング

【スペック】
タチウオジギング /  Lure: CW 80~180g Line: PE 0.6~1.2
ライトスロー / Lure: CW 120~300g Line: PE 0.8~2.5

※CW(Comfort Weight):最も快適に使用できる適正負荷を示しています。最大値ではありませんので、前後の多少の変動は問題ございません。

510MLの製品ページはコチラ

 

 

GameBlender 75M |2026年秋頃発売予定

落とし込み(縦釣り)×電動ジギング

【スペック】
落とし込み / Sinker: MAX 400g(40~100号) LINE: PE 3~4
電動ジギング / Jig: 200~400g PE: 2.5~4

75Mの製品ページはコチラ

 

今回のブログでは、GameBlender 75M(落とし込み×電動ジギング)について、詳しく掘り下げていきたいと思います。

次回(Vol.2)では、GameBlender 510L / 510ML(タチウオジギング×ライトスロージギング)をご紹介します。

Vol.2はコチラ

 

開発コンセプト

「魚探にはベイトがびっしり映っているのに、なぜかジグにはまったく口を使わない」――そんな経験はありませんか?その一方で、ベイトが広く散っていて、落とし込みよりもジグの方が効率よく探れ、明らかに強いと感じる場面もあります。

「そんな両極端な状況に、1本で対応できるロッドが欲しい!」

そうした現場の声から生まれたのが、GameBlender 75Mです。

同じ電動リールを使用しながら、仕掛けを替えるだけでまったく異なるアプローチが可能となり、これまで交わらなかった釣り同士を1本のロッドでつなぎます。

状況や時期に合わせて柔軟に対応し、釣果向上を狙えるだけでなく、これまでルアー釣りを中心としてきたアングラーにとっても、次の一歩を後押しする一本でありたい。「新たな可能性を広げる」――それが75Mの開発コンセプトです。

 

✅落とし込みでの性能

GameBlender 75Mでは、落とし込みで最も重要となる「サビキにベイトを付ける」という動作を徹底的に意識しました。ベイトを掛けるための誘いのストローク幅を大きく取れるよう、あえて7ft台のロングレングスを採用しています。

特にティップからベリーにかけては高い追従性を持たせました。これにより、サビキに付いたベイトの針外れを抑制し、本命からのバイトに対する食い込み性能にも大きく貢献しています。

 

■ロッド各部の仕様

フロントグリップは片手を添えやすいよう長めに設定し、手にフィットする形状にこだわりました。これにより、アタリを待つ時間も苦にならず、脇挟みでのファイト時の負担も大きく軽減されます。

リアグリップも長めに設定しており、脇挟み時のホールド性と安定感は抜群です。リールシートは電動リールの装着を想定し、DPS18(ダウンロック)を採用しています。

 

ファイト時に高負荷を掛けた際のねじれに対応できるよう、ガイドセッティングにはスパイラルを採用しました。

 

✅電動ジギングでの性能

7ft5inのレングスは、ジギングでは「少し長いのでは?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、長めに設定したフロントグリップに手を添え、両手でしゃくることで体への負担を軽減でき、ロッドの長さを感じさせない軽快な操作性を実現しています。

そして、しなやかで追従性に優れたブランクとバランスの取れたロッドレングスにより、幅広いジグウエイトや巻き上げスピードに対応します。アクションストロークには余裕があり、さまざまな速度域で多彩なジャークを快適に行うことができます。数値上は長めに見えますが、ロッドの入り代(曲がり込み)を大きく取ることで、ジグのアクションに追従しやすい設計としています。

電動ジギング特有の高速ジャークとも相性が良く、快適な操作感を実現します。また、ラインが斜めに出るドテラ流しのジギングでも扱いやすく、6ftクラスのロッドと比べて操作性の良さを実感していただけます。さらに、高速域でのバイトを弾きにくく、フッキング後も安定してやり取りできるため、バラしを軽減してくれます。

 

✅Galahad 624B電動との比較

Galahad 624B電動モデルと比較すると、有効レングスに大きな差がでます。GameBlender 75Mは、曲がりの支点が手元から遠い位置にあることで、魚をコントロールしやすくなるというメリットがあります。

その特性により、ランディング直前の船べりでのやり取りが安定し、同船者とのオマツリ防止にもつながるなど、実釣で大きなアドバンテージを発揮します。

 

シーズン・ターゲットを問わない真の汎用性

このロッドの大きな魅力は、シーズンを問わず幅広い状況に対応できる汎用性の高さです。

ベイトが漁礁や天然礁周りに集まり、青物や根魚、真鯛、ヒラメなど多彩な魚種が狙える秋~冬の落とし込みシーズンはもちろん、冬~春にかけてベイトが瀬や漁礁を離れて回遊し、ジグで幅広い水深を探らなければならない場面でも、この1本がしっかり活躍してくれます。

特におすすめしたいのが、電動ジギングでの使用です。

電動リールのスピードとパワーを活かしながら、広い水深レンジを手返し良く探れるため、効率的にチャンスを増やすことができます。テンポ良く探れる分、ヒット数アップも期待できます。また、青物だけでなく、キハダやビンチョウといったツナ類のジギングにも挑戦できます。

ロッドの長さを活かしたロングフォールアクションに加え、深場でも重たいジグをしっかり操作できるバットパワーを備えており、Galahad電シリーズとは違った操作性と安心感を兼ね備えた1本に仕上がっています。

幅広いシーズンやターゲットに高次元で対応できる、まさに“頼れる1本”です。


次回(Vol.2)では、GameBlender 510L / 510ML(太刀魚ジギング×ライトスロージギング)をご紹介します。

Vol.2はコチラ

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