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ヒラスズキ対応モデルを比較!|バリスティック106M-MH&1010MH実釣インプレ【FSレポート】

熊本県在住のフィールドスタッフ・山田秀樹氏より、ヒラスズキを狙った離島遠征のレポートが届きました!


 

いざ。五島列島へ!!

 

4月中旬にポジドライブガレージのヒラスズキ好きの3人が集まって、毎年恒例のヒラスズキ離島遠征に五島列島に行って来ました。


しかし遠征中はベタ凪が多かった(泣)

今回用意したロッドはNew Ballsirickシリーズの「106M-MH」と「1010MH」の2本です。

どちらもサーフをメインフィールドとしたロッドと銘を打っておりますが、そこは“ヤマガブランクスのロッド”(笑)。

EARLY for Surfシリーズの中でもEARLY 109MMHとEARLY 105MHは、磯ヒラスズキゲームでも十分に実力を発揮しておりましたし、今回のBallistick 106M-MHの前身のYBメンバーズ会員限定発売となっていたBallistick 106MMH “BETA”では、熊本県・天草でも充分にヒラスズキを釣っておりましたので、今回のヒラスズキ遠征で使うのがとても楽しみでした。

 

実釣初日:バリスティック106M-MHで好スタート!

 

遠征釣行では、初日と最終日の午前中を「バリスティック106M-MH」で、2日目を「バリスティック1010MH」でヒラスズキを使用。

結論から言うと、初日の午前中に75cmの太いヒラスズキをキャッチ!

さらに、50~60cm台のフッコサイズを多数――そして外道のチヌや熊本では滅多にお目にかかれないムラソイまで釣る事が出来ました。

 

山田が語る、ヒラスズキゲームでの使用感【106M-MH編】

 

■ 軽さは大きなアドバンテージ

まずは「バリスティック106M-MH」。

このロッド、何と言っても“軽くて取り回しが楽!”という点が大きな魅力です。

これは実は凄くアドバンテージになる事なのですが、ロッドが軽くなった事でリールも軽くする事が出来て――それによりタックル全体の感度が上がります。

普通なら96MHクラスのシーバスロッドに付けるD社・S社の250g以下の4000番台リールをセットしてもバランスが取れる様になっております。

これにより体力的な疲労の軽減にもなり、何よりもヒラスズキゲームに集中出来る時間が長くなります。

「ヒラスズキに挑戦してみたいけれど、タックルが重くて体力的に厳しい」と思われる女性アングラーや年配の方にも、ぜひ一度手に取ってもらいたい一本です。異次元の軽さですから。

 

■ “軽いロッドは弱い”は本当か??

よく「軽いロッドは弱い」「折れやすい」といった声も聞きますが、実際に岩やコンクリートに当てない限り、魚が掛かってからの曲がりではまず折れません。ティップを真上に上げての無理な“つの字”状態にしない限りは、ロッドと言うのはそうそう破損しません。

このバリスティック106M-MHも足場の高い場所でのヒットした75cmのファットなヒラスズキに対して、ベリーに余力を残しながらのファイトで、頭をコチラに向けてすぐに浮かせる事に成功しました。

強さ的にはバリスティック106M-MHでもヒラスズキには充分な強さだと感じております。また小さいヒラスズキに関してもバラシが極端に少ないと思いました。


デカいヒラスズキはこのような濃いサラシの下に居た。

 

山田が語る、ヒラスズキゲームでの使用感【1010MH編】

 

■ 1010MHの“圧倒的飛距離”

2日目に使用した「バリスティック1010MH」はと言いますと――106M-MHよりもさらにパワーがあり、飛距離に関してはビックリするほどルアーが飛びます。

この圧倒的飛距離に実は何個もルアーを破壊されました(泣)。

と言うのも「よし!アソコの岩の手前のサラシのルアーを落とそう!」とキャストすると、自分の予想以上に飛距離が出るので“岩にルアーが直撃して破壊される”と言う事態に何度も直面したのでした。磯ヒラスズキ歴では四半世紀に及びますし、それまで各社のヒラスズキ用ロッドを多数使って来ましたが、これほど飛距離のバグるロッドは初めてでした(笑)。

しかし使い慣れれば、かなり遠くのポイントを射程圏内に治める事が出来る魔法のロッドなのです。

 

■ 飛距離の要因と取り回しについて

そして何よりもこの圧倒的な飛距離の秘密は、ロッドのスムーズな荷重移動や張りなどが関係していると思いますが、個人的に注目しているのはグリップエンドの長さ。

右投げ右巻きの私はキャスト後にロッドを左手に持ち替えるため、グリップエンドが長すぎるとお腹に引っかかるのですが(笑)、この1010MHは意外にも気になりませんでした。

昔――ナイロンライン全盛の時はヒラスズキロッド自体が長かった(12フィート以上)ので、グリップエンド部分が長いロッドが多かったのですが、そんな時はグリップエンドを“ぶった斬って”使っておりましたが、この10フィート10インチのロッドに関しては「アレ?そんなに邪魔に感じない!」と思いました。それはナイロンライン全盛の時には、ロッドティップを下の方に向けていましたが、PEライン全盛になってロッドティップを上に向けてロッドを持ち替える様になったからかも知れません。

 

■ パワーと繊細さを両立

そしてこのロッドパワーが強い中でも、ヒラスズキの小さいサイズやチヌなどの外道に対してバラシが激減しているのに大変驚きました。

これはティップの柔らかさが効いているでは?と思うのですが、ティップが柔らかいのに強風下(風速10m以上)でもブレない強さがあるこのロッドは対中〜遠距離のヒラスズキにとても適したロッドだと思います。

ちなみにコチラのロッドも自重は軽く、リール自体は300g弱のリールをセットしており、106M-MHほど軽くはないですが、ヒラスズキ用タックルとしては“かなり軽い部類”だと思います。


45cmほどのチヌでも1010MHだとバラさない。

 

バリスティックはヒラスズキにも◎!

 

今回使用したBallistick「106M-MH」と「1010MH」は、サーフをメインとして設計されているものの、磯からのヒラスズキゲームでも十分すぎる性能を発揮してくれました。

「ヒラスズキロッドは重いし大変そう」と感じて一歩を踏み出せない方には、ぜひ試していただきたいロッドです。試投会や店頭にて、ぜひ一度その軽さとキャストフィールを体感してみてください!


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