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【フィールドスタッフレポート】秋田県男鹿半島でのロックフィッシュゲームPart2 『沖磯編』 EARLY 93MH/Bait for Rock・BlueCurrentⅢ 82/B

秋田県在住のフィールドスタッフ天野さんより、先月公開したロックフィッシュゲームのレポートに引き続き、沖磯編としてアーリーforロック93MH/B、ブルーカレントⅢ82/Bを使用したロックフィッシュゲームをご紹介します!!


前回のレポートは➞こちらから

前回に続きまして、今回も秋田県男鹿半島でのロックフィッシュゲームについてレポートをお送りいたします。今回は沖磯編と題しまして、渡船を利用した沖磯での釣行を振り返りながら、状況に合わせた釣り方やタックルのセッティング等をまとめましたのでご覧ください。

男鹿半島の磯場には、地続きでは無い岩場や小島(沖磯)が多くありますが、このような場所には、渡船を利用することで釣りが可能です。今回の釣行では、男鹿半島の西海岸にある加茂漁港より、渡船政運丸さんに乗船し、加茂エリア(門前〜金ケ崎)の沖磯に渡してもらいました。


今回お世話になった政運丸大友雅哉船長

船に揺られること10分、私が降り立ったのはミサゴ島という沖磯です。島の周りに根や深い溝があり、雰囲気は抜群といったところでしょうか。しかし、政運丸大友船長によれば、「ここ数日水温が安定していたんだけれど、昨日から低くなった。冷たい潮が入ったかもしれない。」とのことで、もしかしたら魚の活性が下がっているのではと不安がよぎります。

しばし釣り場の状況を観察してみると、島の東向き面に風が当たって波っ気が出ており、潮の流れも効いているようでしたので、こちらの磯際から攻めることにしました。 まずは手前から順に探っていく感じで、底取りをしたらリトリーブにフォールを交えて誘います。すると開始して間もなくアタリがありましたが、フッキングに至らず。ここからショートバイトが続いたので、今日は渋い状況なのかもしれません。そこで、ルアーのボリュームを落とし、シンカーも7gへと軽くしてフィネスなアプローチに切り替えてみます。フワッとリフトしてフォール時はテンションを感じながら落とすと…すぐに答えが返ってきました。

アイナメとカサゴが立て続けにヒットし、喰わせきれなかった魚に、うまくフォローを入れることができました。シンカーを軽めにすることで、アクションを与えた時に浮遊感を演出しやすく、食わせの“間”をとれているのだと思います。このようにフィネスなアプローチができるライトタックルを使っていくことで、確実に拾える魚は多くなりました。

ただ、使い分ける前提での話になりますから、タックルを複数本持ち込んでも問題ない場合にオススメしたいと思います。沖磯でしたら移動は船ですので、オカッパリよりは荷物の制限がなくなりますから、複数本のタックルを持ち込んでも大丈夫でしょう。また、沖磯は腰を据えて釣りをする場合が多く、そこにいる魚に口を使わせる必要がありますから、喰わせ重視のタックルが一本欲しいというのもあります。

このようにオカッパリとは一味違う沖磯のロックフィッシュゲーム。このあとも状況に合わせてタックルを使い分けながら釣っていきます。

一通り磯際を攻めたので、今度はキャストして水深のある溝を探っていきます。ボトム付近をリトリーブ主体で誘うとソイがヒット。シンカーの重さは28gを使用していましたが、アーリーforロック93MH/Bならパワーがありますので、操作性も良好です。また、ファイト時においても、根に潜ろうとする魚に負けないロッドパワーのおかげで主導権を与えません。

しばらくアタリが遠のいたので、次は岬のカケアガリに根が絡んだガチャガチャしたところを攻めていきます。時折サラシが広がる下を通してくると、アイナメが下から喰い上げてきてヒット。波っけもあり、悠長にファイトしてもいられませんでしたので、こちらもロッドのパワーを活かして一気に寄せてぶっこ抜きます。沖磯らしいエキサイティングな展開に興奮を抑えきれず、あまり大きなサイズではなかったのですが、同行者に写真を取ってもらいました(笑)

さて、また釣りを再開するとサラシの下に何か魚が群れているように見えます。ルアーを通すと反応する感じでしたので、これはメバルかな?と思い、狙ってみることにしました。
再度ブルカレⅢ82/Bに持ち替えて、小型のプラグでアプローチしてみます。群れているメバルの上にルアーを留めておく感じで、レンジを入れてから流れに乗せ、巻かずにテンションをかけつつステイ。すると、ロッドのティップが入り、喰い上げてきたメバルが反転します。

喰ってくるのはどれも良型のメバルで、パワフルなファイトを堪能させてもらいました。しかし、ブルーカレントⅢ82/Bの守備範囲の広さには、ほんと感心してしまいます。沖磯は何が起こるかわからないので、このようなマルチに使えるタックルがあるメリットは大きいということを再認識しました。

この後は、他の島に移動して釣りをしましたが、反応が無くタイムアップとなり、この日の釣りは終了。あまり良い状況ではありませんでしたが、男鹿半島の沖磯ロックフィッシュゲームを満喫することができました。

タックルを使い分ければ、釣りの幅が広がりますので、ロックフィッシュゲームがもっと面白くなると思います。皆さんもベイトフィネスを駆使したアプローチを試していただけたらと思います。

【タックルデータ】
タックル①
ロッド:EARLY 93MH/Bait for Rock
リール:カルカッタコンクエスト200HG
ライン:レジンシエラ2.5号+フロロ16ポンド4ヒロ
ルアー:エコギアロックMAX4インチ、バグアンツ4インチ(シンカー17〜28g)
タックル②
ロッド:BlueCurrentⅢ 82/B
リール:アルファスエアTW
ライン:レジンシエラ1号+フロロ10ポンド4ヒロ
ルアー:エコギアロックMAX3インチ(シンカー7〜10g)、リッジ56s(ジップベイツ)、レンジバイブ45ES(バスデイ)