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【2024新製品】新世代ヘビークラスモデル『NEW BlueSniper 96H』
■Lure: Jig Max 150g / Plug 60~120g
■Line: MAX PE 6
■全長:2920mm
■自重:309g
●想定ターゲット:ブリ~10kg以上 / ヒラマサ&カンパチ~12kg
●適合リール目安:D社/S社 6000~14000
新しいショア青物用シリーズ「ブルースナイパー」はプラグ&ジグの使用をメインとしたオールラウンダーカテゴリー3機種と、プラグメインのゲームに特化したプラグカテゴリー2機種で構成されています。
ここで紹介する96Hはオールラウンダーカテゴリーに入りますが、ヤマガブランクス的にはこれまでのショートレングスのヘビークラスモデルとは一線を画すモデルとして練り上げたスペシャルモデルだと言えます。
新しいカーボン素材を新設計に組み込むことで得られた「進化した反発力」を最もダイレクトに体感できるモデルであり、ショートレングスであることが更に大きな利点へと繋がるモデルになっています。
旧シリーズの中にジグメインのモデルとして910Hというモデルがありましたが、用途は近いものの、コンセプト自体は大きく異なるモデルとなっています。もちろん、メタルジグの使用をメインに考えているのは同様ですが、新しい96Hはメタルジグの専用モデルという位置づけではなく、ショートレングスの優位性を追求したオールラウンダーモデルであり、ジグ&プラグの操作性も追い求めています。
新しい96Hのブランクは決して硬いだけではなく、反発力でロッドの張りを出したモデルであり、低負荷でも曲がりながら高速で戻ることが特徴です。このフレキシブルな反発力により、軽いジグでもロッドに乗せて遠投可能で、重いジグでも思い切り振りかぶらなくてもロッドがオートマティックに撃ち出して遠投可能です。
このフレキシブルな反発力こそ、旧910Hとの最も大きな違いであり、次世代ブルースナイパーシリーズのブランクだからこそ成し得た性能です。
では、ここでカタログ等の解説と重複する点もありますが、新しいブルースナイパー96Hの特性やアピールポイントを挙げてみます。
・H(ヘビー)クラスのパワーモデルでありながら、ハイバランスで軽快なブランク。
・96というショートレングスが生み出す振り抜けの良さとシャクリやすさ。
・取り回しがよく、小さなモーションでも遠投可能なのでバックスペースに囚われない。
・60gのジグも150gのジグも同じようにロッドの反発力を生かして軽快にアクション入力が可能で、緩急を入れた演出もやりやすい。
・適度に入るティップで、ポッパーだけでなくダイビングペンシルや青物用ミノーも扱いやすい。
・14000番にPE5~6号、6000~8000番にPE3~4号を入れた2️台のリールを使用すれば、96H一本でターゲットやルアーに合わせた2スタイルに対応できる。
・ショートレングスゆえの高い反応力でスジアラなどの速攻勝負を必要とされるターゲットにベストマッチ。
大まかに特性を挙げるとこのような性能を持ったモデルが新しい96Hです。もちろん、ダイビングペンシル等の操作では他機種に比べるとラインスラッグを利用したアクション入力を必要とされるケースもありますが、ヘビーミノーの高速巻きやポッパーで派手なスプラッシュを出したい場合は最高の相性を発揮します。
一般的に青物ゲームでロングロッドではヘビージグのキャスト時の負荷が大きくきつい、ジャーク時にきつい、ということでメタルジグ用は9フィート台のHクラスモデルというイメージがありますが、ブルースナイパー96Hでは更にその先を目指しています
9フィート6インチのレングスに複雑な設計で高反発なカーボン素材を採用することで、小さなモーションでも遠投が可能なキャスタビリティーを実現し、かつ幅広いジグウェイトに対応可能、更に10kgオーバーの大物とのファイトでも強いテンションを掛け続ける強靭な粘り腰とリフトパワーを融合しています。
ジグメインモデルだから9フィート台にしたのでなく、高反発でハイパワーなブランク性能をベストに発揮できるレングスとして9フィート台を選んだのが96Hの開発コンセプトです。
ロッドのサブネームとしてAR-EXと表記していますが、これはオールラウンダー・エクストリームの略であり、万能選手でありながら高速かつハイパワーな力を秘めているという意味を持たせています。
近郊の釣りでも使える軽快さも持ちながら、PE6号クラスで挑む沖磯や離島の大物狙いにも対応する96Hは、新世代のヘビークラスモデルと言え、最新のブランク性能を9フィート6インチに詰め込んだことで起こった化学反応が生み出したモデルです。
展示会等で触って曲げてほしいのはもちろんですが、ぜひ試投会で投げてみてほしいモデルです。実際にキャストしてジグを動かしてもらえれば、きっと新世代のHクラスを体感してもらえるでしょう。