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セルフビルディングロッドキットをスタッフが作ってみました!!

ゴールデンウィークに入っても、世の中はまだまだ自粛ムードが続いております。
そんな中、弊社メンバーズ・アイテムとして急遽、発売しました「セルフビルディングロッドキット」ですが、そろそろご注文いただいた皆様の元へ届いていることと思います。

ヤマガブランクス・メンバーズサイトはこちらより

昨今の現状の中で自由なロッドビルディングを楽しんでもらおうと企画した製品ですが、出来上がりのサンプルを見てもらいたいと思い、今回のスタッフブログではヤマガブランクススタッフが作ってみた参考モデルをご紹介させていただきます!!

今回、参加してくれたスタッフは皆が事務所勤務のメンバーで工場作業に入っているものはおりませんが、そこはロッド屋の端くれではあるので、それなりの経験のあるスタッフは多いです。しかし、ピックアップしたモデルの内、2本はロッドの糸巻きも始めてというスタッフが作ったものです。
なかなか、厳しい目で見られると恥ずかしいですが、「な~んだ、こんなものか!! たいしたことね~な~ヤマガブランクスは!!」などと無慈悲にお攻めにならないように平にお願いいたします。

さて!! 予防線も張ったことですし、早速いってみましょう!! ジャカジャン!!!

スタッフがセルフビルドしたものをスタッフがセルフでピックアップした「セルフビルディングロッドキット・完成品」はこの5本です!!

いいね~!! なかなか個性的な子達が揃いました。ガイド設定も糸巻きもバラバラです。このあたりは個人の好みもあるので、決まりがなければこれだけ出来上がりに幅ができるんですね。
では、詳細を解説していきましょう。


製品の解説書にはティップの糸巻きには触れていませんでしたが、やはりティップにも糸巻きは入れたいものです。今回のキットはスネークガイドなので、基本は金具部分に巻きを乗せなくてもいいのですが、金具部分まで糸巻きを入れても大丈夫です。単色巻、2色巻、2本の色違いのスレッドを同時に巻くなんて方法もあります。
飾り巻きに関しては自由な発想で巻いてもらって構いません。
ちなみに一番上がマニキュアのトップコートのみ、他はエポキシで塗ってます。エポキシの場合は垂れやすいので、塗った後にロッドを回し続けなければいけないのが大変です。スタッフの一人は3時間回し続けたそうです。
他にも紫外線で硬化するタイプでUVライトとセットになったジェルネイルもあります。そちらもなかなか使えます。(わからない人は女性に聞いてみてください)

次はガイドの糸巻きを見ていきましょう。ガイドには大まかに下巻きを入れるものと入れないものがあります。今回のピックアップでは左端と右端のものが下巻きが入っていますね。
下巻きは通常、ガイドフットよりも少し長めに巻いて、一旦コーティングが終わって乾燥させてからガイドを置いて固定用の糸巻きをします。
また、左から二番目のブルーと右から二番目のピンクのガイド巻きに関しては、メインスレッドを巻きながら途中で他の色のスレッドを入れたものです。
中央のダークグリーンの糸巻きは赤のピンスレッドからスタートしてダークグリーンにチェンジしている「ピンスレッド始まり」です。基本は製品に入っている解説書にある糸の「押さえ」を活用して切り替えていけば、いろいろとできます。

次はバットの飾り巻きです。左はシンプルな巻きでワンポイントを目立たせるタイプ。2~4本はスレッドを交互に交差させる、いわゆるダイヤモンドラッピングというものです。これには様々な方法がありますので、ネットで調べてみると面白いです。う~ん、どれもいいですね。青はニューウェーブ、ダークグリーンはオールドスクール、ピンクとライトグリーンはアフリカン、といった感じでしょうか。(←適当に言ってます)ダイヤモンドラッピングは複雑になるほど正確な設計図が必要になるほど難易度は高いですが、イメージ通りの出来上がりになれば最高のアクセントになります。(細いブランクでは難しいですが…)

ただし、このダイヤモンドラッピングを入れる長さに関しては、ものによっては製品の中に入っているボビンの糸巻き長では足りなくなる恐れがあります。上の写真には怪しいものが混ざっていますね。ドーピングと判定してもいいかもしれません。
もし、こういったラッピングに挑戦する場合は別にスレッドを購入した方がいいと思います。手芸用の糸でも大丈夫ですが、手芸用のものの殆どは糸が毛羽立ちやすいので、釣具屋さんで売っているスレッドだと間違いありません。
そして、今回の白眉なのが、右端のラップ塗装で仕上げたものです。ラップ塗装とは、その名の通りキッチンラップをクシャクシャにして塗料を塗り、それを被せるように対象に乗せることでイレギュラーでありながら均等な模様を入れることができる手法です。これはブランクカラーとマッチしていて、アリもアリ、大アリだと思います。



最後に、ダークグリーンでオールドスクールに仕上げてきた彼はアブ・カーディナルC3をセットで持ってきましたが、ブランクのコルク部分をリールシートが当たる部分だけ削っているんです。

こういったクラシックなリールはフット部分が太かったりしますので、お使いのリールをスライドリングで止めたときにキツすぎるな、と感じた方はグリップを彼のように削るといいですよ。

というわけで、なんの権限も持たない私が、今回の5本で大賞を選ぶとするならば…。
ダークグリーン基調のオールドスクールも捨てがたいものの…、ダイヤモンドラッピングの技の光るアフリカンもニューウィーブも捨てがたく、オッサンがニコニコして持ってきて皆を戦慄させたパステル基調のファンシーモデルも正直なところ嫌いではなく捨てがたいが…、今回はコレ!!


糸巻きのバランスもラップ塗装との調和も冴え渡る、このモデルに決めました!!
糸巻きもいいセンスをしております。しかも作った彼は、今回が糸巻きをしたのは始めてということで、ますます製品の趣旨に合致しております。
とてもモサイおっさんが作ったとは思え…、いや失礼しました。やはり小さいお子さんがいる輝けるパパのセンスは優しさに溢れております。受賞、おめでとうございました。
今回の受賞は何の権限も無い私が勝手に言っているだけなので、私は個人的に彼に何か奢ろうと思っています。本当に太っ腹な先輩だと自分を褒めてやりたい気持ちでいっぱいであります。

というわけで、今回の「作ってみた!!」はここまでです。長々と失礼しました。

そして、キットをご購入された皆様に耳寄りなお知らせです!!
ヤマガブランクスではセルフビルディングロッドキットで制作されたロッドの写真を募集してのコンテストを開催予定です。時期はまだ未定ですが、キット内のものだけで作らなくとも、さまざまなアイディアを投入し、自由なロッドを作ってみてください。超スペシャルな賞品を企画中であります。
スタンダードにこだわっても良し!! アヴァンギャルドに突き抜けても良し!! この家に籠もらなければいけない時期に、ぜひいろいろと挑戦してみてください!!