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ロッドの取説② ~ロッドを守る基礎知識編~

みなさん、Part1 メンテナンス編見ていただけましたか?
釣行前、後でチェックやメンテナンスをすれば大惨事を未然に防げるかもしれないので、ロッドを長く使ってもらうためにも是非お試しください!

今回のPart2 「ロッドを守る基礎知識編」ではPart1 の延長で釣行時に気を付けていただきたいこと、破損を未然に防ぐ方法などまとめました。

弊社ロッドを使用される際の注意点を、釣行の流れに沿って説明させていただきます。
当たり前のようで、意外と見落としがちなこともあります。

100%釣りを楽しむためにも、改めて気を付けていただきたいポイントをまとめてみました。

 

Part1 メンテナンス編

https://yamaga-blanks.com/staff/2021-maintenance/

Part3 Q&A編

https://yamaga-blanks.com/staff/question/

各URLより記事に飛べますので興味のある方はご覧になってください

それでは早速Part2 ~ロッドを守る基礎知識編~始めさせていただきます。


【移動、運搬時】

車のドアやトランク、ウインドウで挟んで折ってしまったという話も良くあります。
またドア、トランクを閉める時に竿尻があたるかあたらないかの状態で車に積載するのではなく、しっかりと干渉しない状態で収納しましょう。

ロッドに重たいタックルボックスが落ちてくる可能性がある積載もNGです。
釣行時はロッドの他にもタックルボックスやクーラーなど荷物も多くなる方もいらっしゃると思いますが、できる限りロッドは一番上に積載しましょう。

私自身忘れがちなので大きな声で言えませんが…
ランガンするとき、ルアーを付けたまま車に積むときにはドラグを緩めるとより破損のリスクを減らせます。

 

【準備】
釣場に到着後、準備する際にも気を付けていただきたいことがあります。
踏んで(踏まれて)しまうおそれがありますので、基本的にはロッドは立てて置きましょう。

魚が釣れた時、地面に置くと近寄ってきた人に踏まれて折れる場合もございます。可能な限り立てて置く事をおすすめしたいです。

ロッドホルダーがあれば安心してロッドを立てられます。

 

【ドラグ設定】

ロッドの調子を見たり、ドラグ調整したりする時もロッドの角度には注意して下さい。

購入してすぐの時は、テンションも上がり、ロッドを触りたくなりますよね!
天井や床に押し当ててみたり、広い場所で軽く振ってみたり…

中でも危険なのは自分で曲げてみる行為です。
一人で曲げようとした場合、ロッドの弾力を確かめようと人の腕の幅でグリップと
ブランクを持って曲げたりすればどうしても角度がつきすぎてしまいます。

ロッドの調子やドラグの確認方法については下記画像を参考にしてみてください。

 

【キャスト時の注意点】

・ラインがロッドガイドに絡んだ状態でキャスト

・リールのベールが誤って戻ってしまった状態でキャスト

・ロッドジョイントが緩んだ状態でキャスト

上記はキャスト時の不注意による折損に繋がります。

ガイド絡みは風が強い日に起こりやすいので注意してください。

 

【巻き込み】
回収時、ルアー(スナップ、サルカン含む)の巻き込みも折れ要因です。

トップガイドリングに引っかかって巻き込むと先端に局所的に力がかかり破損する恐れがあります。

 

【ロッドのパワー限界による折損】
・カタログのスペックから逸脱しすぎた使用

カタログスペックは“最も使いやすいライン号数”や“ルアーウエイト”を記載しています。
明らかに逸脱した使用に関しては折損の原因となります。

・根掛かりは力いっぱい煽らない
根掛かりの際にロッドで煽る行為も折損の要因となります。
何もせず諦めるというのは大変悔しいことですが、ルアーを回収する事に注力しすぎてロッドの限界を越えないように注意してください。

根掛かりを外す際は“ラインブレイカー”の使用をおすすめします。

 【ロッド角度による折損】
ランディング時は慎重に取り込みましょう。

動画などではよく、釣った魚を抜き上げている光景を目にしますが、弊社アフターサービス担当はヒヤヒヤしているみたいです。

抜き上げは、熟練の技術と経験、判断力があってこその取り込み方法だと考えます。
抜き上げ時はロッドに負荷が掛かるだけでなく、ロッドとラインの角度もより鋭角になりますので、魚の大きさとロッドへの負荷、足場の高さ、ロッドの角度など、適切な判断が求められます。

ロッドは鋭角な曲がりには非常に弱いものです。

釣った魚をぶら下げる行為。これも折損の要因です。
魚を自分に近づけようとすれば必然的にロッドは立ち、角度がつくので過度な負荷が掛かってしまう恐れがあります。

魚が暴れるなどの不確定な要素も多いため、ランディング時は“ランディングネット”等の使用をおすすめします。

ヤマガブランクスでは、オンラインショップ限定でズームシャフトやランディングハンドルを販売しており、お好きなランディングネットと組み合わせて使っていただければ、大物でも安心してランディングできます。

 

下記URLよりオンラインショップへ製品ページにいけます。
オンラインショップご利用の際は会員登録が必要です。

YBズームシャフト

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