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【アフターサービス】「部品再利用修理」についてご紹介

皆さんこんにちは!ヤマガブランクス・アフターサービス担当です。

アフターサービス部では不定期ですが、メンテナンス特集として固着外しや少しでも長くロッドをご使用いただけるように、ロッドのメンテナンス方法や破損を防ぐ基礎知識などをピックアップしてお届けしております。
メンテナンス特集は⇒こちらから

今回はお届けする内容は、ロッドのメンテナンス方法ではありませんが、ブランクが折れてしまった際の修理方法についてご紹介できればと思います。
ロッドが折れてしまった場合、折れたセクションを新品に交換する方法がほとんどだと思いますが、ヤマガブランクスでは「部品(ガイド等)を再利用する」という修理方法がご選択いただけます。
※保証書が有効な場合のみ

この部品再利用の修理は新品交換と比較した場合、修理金額がかなり抑えられる修理方法となり、自社工場を国内に持つ、ヤマガブランクスだからこそできるアフターサービスだと言えます。そこで、今回はブランクが折れてしまった場合の「ガイド(部品)を再利用する」修理方法についてお伝えします。


【ガイド再利用修理について】
その名の通り、折れてしまったブランクからガイド(グリップ側の場合はフード部も)を外し、新しいブランクに移植する修理方法となります。
ガイド(部品)再利用修理の工程を簡単に説明致しますと、まず初めに職人達の手により素早くガイドが外されます。

外されたガイドはエポキシの残りやゴミが付着していることが多いため、ガイドの洗浄を行います。また、この際ガイトリングに傷がないか、フレームに曲がりがないか等も確認します。

その後、新しいブランクへの取り付け作業に移っていきます。

なぜこのような修理方法があるのかというと、1番の利点としてはガイド代を抑えられるため、修理金額がかなりお安くなります。
また、ヤマガブランクスでは工場内にアフターサービス課があるため、職人との密なコミュニケーションが可能です。トップガイドは新品に交換して欲しいけど、その他のガイドは再利用して欲しい! などの指定にもお受けすることができます!少しでも修理金額をお安く、そして修理して頂いたロッド長くご使用していただくための努力を社員一丸で続けています。

【注意点について】
ガイド(部品)再利用修理をご選択される場合、少々注意点がありますのでこちらもご覧ください。
①ガイド(部品)再利用修理につきましては保証書が有効な場合のみご選択可能です。(購入日から2年間有効)
②再利用するガイドが欠損または破損している場合は新しくお付けするガイド代が修理金額に加算されます。
③半数以上ガイドが欠損または破損している場合は、ガイド(部品)再利用修理をお受けできない場合がございます。

【さいごに】
今回はガイド(部品)再利用修理について、詳しくお伝えしました。
釣り場ではいつ何時、どんなトラブルが起こるか分かりません。もしもの破損トラブルが起こった時のために、ガイド(部品)再利用修理の事は是非、憶えておいてください!

部品再利用修理以外では、破損したパーツを新品にするセクション交換修理もおこなっております。(2ピースロッドならばティップ側が#1パーツ、リールシートのある側が#2パーツとなります)修理を依頼される際に、店舗様へお選びになる修理内容をお伝えいただくとより円滑に修理を進めることが可能です。

※ヤマガブランクスホームページ内には「各種申請書ダウンロードページ」という「修理依頼受付表」をダウンロードできるページがございます。
受付表を印刷していただき、ご記入の上お近くの釣具店様へお持ち込みください。

その他、ロッドセクション全てを送っていただいている修理品に関しましては、修理完了後に全品無償でEVA・ブランク部の拭き上げや振り検査、コミ合わせの調整を行って出荷しております。少しでも長くロッドをお使いいただくために、今後もアフターサービス係よりお役に立てる情報を発信できればと思います。