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【フィールドスタッフレポート】「サーフゲームの可能性を広げる」 Ballistick 106M-MH & 1010MH実釣レポート
新潟県在住のフィールドスタッフ猪俣氏より、釣行レポートが届きました!!
今回は2025年新製品のバリスティックシリーズから【106M-MH】と【1010MH】にフォーカスを当てたレポートになります。
ぜひご参考ください。
皆さんこんにちは!!フィールドスタッフの猪俣です。
私がよく足を運ぶサーフというフィールドは、広大なエリアでさまざまな魚種を狙える魅力的なフィールドです。昼夜それぞれに地合いが存在し、訪れるたびに海の表情が異なり、サーフの地形も変化するため、一見すると単純なフィールドに見えますが、パターンやメソッドを細かく奥深く追及してこそ釣果が得られる喜びがあります。
サーフの釣りでロッドに求められる要素は、軽量ルアーからヘビーウエイトのルアーをどれでも快適にキャスト可能で、長時間の釣りでも疲労感が少ない設計です。更に遠投性能が組み合わさったロッドが理想とするサーフロッドです。
これまでヤマガブランクスではアーリーフォーサーフシリーズがサーフロッドの代表格でしたが、2025年新製品のシーバスカテゴリーの【Ballistick】シリーズ全6機種の中から、サーフをメイン舞台としたモデルが2機種リリースされます。
私も昨年の秋からメインロッドとして使用し、釣果も得られたので、今回レポートにまとめました。
【ロッドスペック】
・ルアー: 7~50g
・ライン: PE 0.8~2
・全長:3210mm
・自重:190g
使用するルアーに幅を持たせた万能的なモデルが『106M-MH』になります。
【使用ルアー例】
・ミノー12㎝~14㎝ (18g~30g)
・シンキングペンシル 20g~40g
・ジグヘッド14g~28g
実際に使用したルアーです。
ライトラインで遠投するスタイルもありますが、『106M-MH』は王道ど真ん中を貫くと言っても良い、サーフロッドの完成形モデルです。
アングラーの皆さんそれぞれ好きなサーフルアーや、絶対的な信頼を寄せるルアーがあると思いますが、30g前後であればこちらのモデルがオススメです。天気が良く、波が穏やかな日で条件的には厳しい時は、軽めのジグヘッドで繊細に誘うフィネス攻略も対応可能です。
【タックルデータ】
ロッド:Ballistick 106M-MH
リール:ダイワ24セルテートSW4000-H
ライン:GOSEN ROOTS PE×8 1.2号
リーダー:ナイロン30LB
【ロッドスペック】
・ルアー: 10~60g
・ライン: PE 1~2
・全長:3305mm
・自重:218g
同じMHのパワークラス表記ですが、性能は106M-MHとは別物です。カタログでは超遠投のキャッチコピーがありますが、個人的には『強風&爆風対策の一手』を付け加えます。
超遠投を可能にするにはロッドパワーが不可欠で、風が強い厳しい状況下でもこのパワーで力強く振りぬく事が出来ます。使用したルアーは同じですが、風が強い日はこちらのモデルを使用しました。急深サーフや潮の動きが大きいサーフ、メタルジグをキレのあるアクションで誘いたい方などは、1010MHが良いと思います。
実際の釣行時の風速は3mから10mへ変わる予報で、天候の変化と共に使用するルアーが変わり、キャストが難しくなってきました。
夕マズメには横風が強まり、ロッドが振れないほどの状況に。こうした場面では、横風に負けないようにロッドを力強く振り切るしかありません。
強風時にロッドを振り切るには、張りが弱いロッドでは対応が難しく、逆に棒のように硬いロッドでは体力的に負担が大きくなります。
その点、1010MHの曲がり込みながらも強い張りのあるブランク設計とバットパワーとがあってこそ、強風時や逆風の状況でもしっかりとロッドを振り抜くことができました。
そしてロッドの性能を存分に活かし、良いサイズのヒラメを含む複数魚種に恵まれ、この日の釣行は2024年の中でも思い出に残る1日でした。
【タックルデータ】
ロッド:Ballistick1010MH
リール:ダイワ23ソルティガ4000-XH
ライン:GOSEN ANSWER CASTING PE×16 1.5号
リーダー:ナイロン30LB
港湾部のシーバスタックルやロックショアのヘビータックルでもサーフの釣りは可能ですが、より快適にサーフのルアーフィッシングを楽しむには、専用タックルのバランスが重要です。
今年のカタログには『リール重量によるバランス表記』が追加されています。
図を参考にしながら、各地のフィッシングショーや展示会で実際に持って、さらにロッドを曲げて見て下さい。