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【フィールドスタッフレポート】ブルーカレントⅢ 82B × 秋田県男鹿半島ロックフィッシュゲーム
秋田県在住のフィールドスタッフ天野氏より、釣行レポートを頂きましたのでご紹介いたします!!
皆さんこんにちは、今回は磯場からのロックフィッシュゲームの模様をレポートいたします。
東北エリアにおける、この時期を代表するルアーフィッシングのターゲットといえば、アイナメ等のロックフィッシュでしょう。
根魚ではありますが、ルアーめがけて猛ダッシュで食い上げ、果敢にアタックしてくる様は獰猛そのもの。引きも強く、根をかわしながらのファイトは、実にエキサイティングです。
今シーズンもそんな魅力的な釣りがしたいと思い、繰り出すタイミングを見計らっていました。
去年の釣行データを参考に、エリアの目星はつけていましたので、今回も加茂漁港の渡船政運丸に乗船し、加茂地区の沖磯を目指します。
船は次々とお客さんを島に降ろしていきますが、多くはクロダイ狙いのフカセ釣りの方です。
最近の状況をお聞きしたところ、底潮が冷たく餌取りも少ないとのことで、今日も魚の活性は高くないかもしれません。
若干の不安はよぎりましたが、狙いの島に渡礁できましたので一安心、タックルをセットし実釣をスタートさせました。
タックル①
ロッド アーリーforロック93MH/B
リール カルカッタコンクエスト200HG
ライン レジンシェラー2号+リーダー、フロロ20ポンド
ルアー テキサス・フリーリグ(4インチ程度のグラブやホッグ系ワーム)
タックル②
ロッド ブルーカレントⅢ82/B
リール カルカッタコンクエストBFS
ライン レジンシェラー1号+リーダー、フロロ14ポンド
ルアー 小型プラグ、テキサス・フリーリグ(2.5〜3インチ程度のシャッド〜グラブ系ワーム)
さて、実釣を開始して、しばらくすると状況が見えてきました。
やはり魚の活性はあまり高くないようで、なかなかアタリが出ません。去年釣行した際もそうでしたが、一筋縄ではいかないのがこの時期の印象です。
水温が上昇傾向ではありますが、川水の流入等で冷たい潮が入ってしまうと魚の活性に影響しますし、このところ凪の日が続いているので海水が撹拌されず酸欠状態になっていることも考えられます。
このことから、岸際のシャロー+少しでも水の動く場所に狙いを定めました。
沖からの風でうねりが入り、岸際の根回りには薄くですがサラシが広がっていますので、食い気のある魚はここに付きそうです。
また、魚が冷たい底潮を嫌えば、水温の上がりやすいシャローの根回りの方が分があるように思います。
このような狙いで釣って行くと、何回かアタリがあり、その後小さいながら本命のアイナメがヒットしました。
とりあえず、この攻め方で間違っていないようでしたので、引き続き魚の付きそうな根回りを丁寧に釣っていきます。
そして、しばらく手返しを繰り返していると、サラシが当たる根の際をスローに引いてきたシャッド系のワームに突如、大型の魚体が食い上げてきて反転。
フッキングすると猛烈にロッドがしぼりこまれますが、そのままリールをゴリ巻きして魚を浮かせます。
水面まできても再度根に潜ろうと突っ込みますが、ロッドの曲がりと復元力のトータルのパワーでいなしながら魚をコントロールできました。
ランディング位置に誘導して波に合わせて抜き上げると…
この時期らしい丸々としたコンディションの良い魚。これが釣りたかったので、厳しい状況でしたが、この一匹に報われました。
使用したタックルはブルーカレントⅢ 82/Bのほうでしたが、ライトタックルならではの軽量なリグの操作性の良さと、曲げ込む程に発揮されるロッドパワーの恩恵で、この魚をキャッチできたと思います。
厳しい状況下でも“スローな攻めで魚に口を使わせるベイトフィネスなアプローチ”が、海のルアーフィッシングの幅を広げてくれるのは間違いありません。
リールの進化と共に生まれたこのスタイルが釣り人の自由度を高めて、新たな可能性に気付かせてくれる。
ベイトフィネス・アプローチは、そんな魅力を秘めているように私は感じます。
今シーズン、ブルーカレントⅢに追加モデルとして78/Bが加わります。
こちらのロッドは、取り回しが良く軽快な操作性と、ロッドの反発力でルアーのスタックをかわしやすく、レスポンス良くルアーを操作できるのが魅力のモデルです。
ロックフィッシュは勿論、クロダイのルアーゲームにもマッチしますから、これからのシーズンに活躍してくれる一本となるでしょう。
ますますラインナップが充実し、自分に合ったロッドが選べますので、ベイトフィネススタイルがより身近になるのではないでしょうか。
皆さんもぜひ、フィールドで試して頂けたらと思います。
【紹介したロッドの詳細は下記リンク先より】