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EARLY 68M for Boat シチュエーション・ターゲット・ルアー解説

EARLY for Boat 68Mは一体どのようなロッドなのか?
コンセプト等は製品詳細ページやブログで解説していますが、近海のボートゲームは地域によってターゲットやフィールド特性が大きく変わるので、なかなかイメージしづらい面もあるかと思います。
そこで、この項ではターゲットに応じてのシチュエーションやルアーなどの使用感について解説させて頂きます。

◆シチュエーション・ボートサイズごとの使用感
EARLY for Boat 68Mのキャスト性能は、港湾部などストラクチャーや小場所を手返しよく撃っていく精度と、ナブラ撃ちやシャローフラットなどのオープンエリアを広く探るための遠投性を兼ね備えているので、1本で多彩なシチュエーションに対応することが可能です。
6.8ftのロッドレングスと操作の自由度を高めたレギュラーテーパーの調子、リアグリップ寸法は取り回し面を考慮してリールフット位置からグリップエンドまで345㎜となり、様々な魚種に挑戦したい初心者でも、より繊細なルアーアピールを求める上級者まで、高い汎用性能を発揮して楽しんでいただける設計となっています。

ボートサイズで考えれば、特に取り回しが必要とされる20ft以下のトレーラブルボート、30ftクラスまでの和船タイプの乾舷が浅く水面との距離が近いボートなど、水面とアングラーの距離が近いシチュエーションでは、ロッドを下げてジャーキングなどを行う際に張りのあるレギュラーテーパーのブランクが小さな入力でもルアーを動かしてくれます。

また、乾舷に深さがあり水面との距離があるウォークアラウンド艇ではロッドの張りを活かしたアンダーキャストが小さいモーションで行いやすいので、釣り座の位置によってはブリッジ(キャビン)などのバックスペースを気にせずキャストがおこなえます。

 

また、稀ですが40~50ftの大型の船となりますと、出来る限りプレッシャーのかからないエリアを探る必要が出てくるので、ロッドの持つ遠投性が活きてきます。
但し、この大きさの船で特に水面との距離があるミヨシでは足元までルアーをキッチリと引くのが難しくなりますが、これはリーリングスピードの調整でカバーできます。


◆ターゲットごとにマッチするルアー紹介とキャスト・操作性

~サゴシ・サワラ小型青物~



9㎝クラスをメインとしたミノー・ジャークベイト・シンキングペンシル
このクラスが快適にジャーキングアクションを行いやすいサイズとなります。

20~30gメタルジグ・バイブレーション・スピンテールジグ
このクラスがナブラ打ち等で快適に遠投できるルアーサイズとウェイトとなります。

 

~シーバスゲーム~

9~12㎝クラスのミノーに鉄板バイブ・スピンテールジグ・バイブレーション
9㎝クラスのミノーやシャッドはレスポンスよくジャーキングアクションが行えるのと、ショートキャストやストラクチャーのピンポイントを狙うゲームで扱いやすいサイズとなります。
12㎝クラスは激しいジャーキングよりも巻きをメインとし、時折軽いアクションを織り交ぜながら攻略するデイゲームと、他にもボートをアンカリングした状態での夜間の橋脚明暗打ち等でも快適に使用できます。


15~30gのバイブレーション・鉄板バイブ・スピンテールジグ
15~20gクラスはストラクチャー狙いでのショートキャストで精度が出しやすいウエイトの目安となり、20~30gは広範囲を探る際にストレスなく遠投が行えるウェイトです。


◆ロックフィッシュ

20~30gのジグヘッド+シャッドテールワーム
水深20mまでを攻略する巻きメインのスイミングアクションで狙うオオモンハタ等で扱いやすいウェイトになります。


◆ファイト性能について

レギュラーテーパーにより、ショートレングスながらもタメが効きますので、40~50㎝アベレージのシーバスでもバラシを低減させつつロッドを曲げて楽しむことができます。ランカーシーバスのヒット時にも、特有のストロークの大きい首振りにも追従しつつ受け止め、青物のヒット時に多い船縁に寄せてからの急な突っ込みに対しても、ワンピースロッドのような高い追従性と粘り強さを発揮し、柔軟に対応することが可能です。

 

◆68Mでサイズのいい青物やサワラを狙う場合
4㎏クラス以上の青物やサワラサイズを狙う場合、マイボートや遊漁船チャーターでの釣行時におけるファイトに時間をかけてもいいような状況ならば、68Mで十分に楽しむことができます。その場合は、推奨適合リールよりも1番手大きいD社:LT4000番クラスS社:4000番クラスにPE1.5号がファイトの安定性と安心感がより得られます。
しかし、乗り合い船であまりファイトに時間を掛けられない状況や、ナブラ撃ちで40~50gクラスのヘビールアーをよりシャープに振りいて遠投し、遠くのナブラを攻略したいシチュエーションでは、よりロッドにパワーのあるEARLY 76MMH for Mobile(初夏頃発売予定)の方がお薦めとなります。