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【バトルウィップOR解体新書】オモリグに最適な全2機種を徹底解説!【シーズン特集】
イカメタル編に続き、本ページでは「オモリグ対応モデル」について詳しくご紹介していきます。
近年、イカメタルと並んで存在感を増しているのがオモリグゲームです。いまや定番メソッドのひとつとして、釣果を追い求めるアングラーにとって欠かせない選択肢となっています。特に、メタルスッテだけでは対応が難しいような速潮や二枚潮などの悪条件下では、その威力を発揮し、戦略の幅を広げるうえでも、オモリグの存在は重要です。
それではバトルウィップORモデルのその特徴やシチュエーションごとの強みを、徹底的に解説していきます。
まだ「イカメタル編」をご覧になっていない方は、ぜひそちらも併せてご覧ください。
》【バトルウィップIM解体新書】イカメタルに最適な全6機種を徹底解説!はこちらから
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「BattleWhip OR」は、オモリグゲームに特化したシリーズです。
これまでラインナップされていたスピニングモデル「OR72/C」に加え、今シーズンは新機種「OR60B/C」が登場。待望のベイトオモリグモデルが追加されました。
現在のオモリグシーンではスピニングタックルが主流となっていますが、ベイトモデルならではレンジ把握能力は、これまでにない可能性を秘めています。本シリーズの2機種について、特長や使いどころを詳しく解説いたします。新しいスタイルに挑戦したい方にも、ぜひご注目いただきたいモデルです。
激流や二枚潮といったタフなコンディションを攻略するために開発された、ベイト仕様のオモリグ特化モデル。ベイトタックルならではの操作性と戦略性を活かすことで、釣果の底上げを力強くアシストします。
・6ftというショートレングスによる軽快な操作性と取り回しの良さ
・チューブラーティップがもたらす優れた手感度で、アタリをダイレクトに伝達
・激流や夏場特有の強い二枚潮といった条件でも、60号までしっかり対応できる安心感
・スピニングでは難しいレンジ攻略の精度と再現性が、ベイト×オモリグならではの強み
・アタリのダイレクト感により釣り味も濃く、戦略的なゲーム展開が可能
・重量のあるシンカーをストレスなく扱え、長時間の釣行でも疲労を軽減
・キャストがスムーズで、バックラッシュリスクも軽減
・巻巻き上げ力の高さが、長時間の釣行でも集中力を維持しやすい
・重たいウェイトを楽にキャストでき、広範囲を効率よく探る展開に強い
・微細なアタリや違和感を逃さず、スピニング以上の感度で繊細な攻略が可能
■Vertical Max 60号(225g)
■Line:PE 0.4~0.8
■全長:1836mm(仕舞寸法:947mm)
■自重:104g
■継数:2pcs(逆並継)
■カーボン:86.4%
■適合リール:D: 100~200 / S: 100~200
広範囲を効率よく探れる、遠投性能と操作性を高次元で両立したスピニング仕様のオモリグ専用モデル。誰もが快適に扱いやすく、釣り座が高い大型船でも安定したキャストが可能です。オモリグゲームをテンポよく展開したいアングラーに最適な一本です。
・軽い力でも飛距離が安定し、広いエリアを効率よくサーチ可能
・ロングレングスを活かした大きな誘いで、広いレンジをテンポよく攻略
・遠投後でも操作性が損なわれにくく、スピーディーな手返しでテンポの良い釣りが展開できる
・ブランクは張りと粘りのバランスに優れ、遠投後の掛けにも対応する反発力を備えている
・広範囲をテンポよく探る必要がある状況
・ヒットレンジが絞りにくく、幅広く探りたい場合
・遠投によってアドバンテージが得られるような状況
■Line:Max PE 1
■全長:2190mm(仕舞寸法:1125mm)
■自重:99g
■継数:2pcs(逆並継)
■カーボン:85.6%
■適合リール:D: LT2500~5000C / S: C3000~C5000
■ OR72/C(スピニングモデル)
スピニングタックルならではの軽快な遠投性能が最大の武器。大剣サイズが潜む明暗部をスムーズに狙い撃ちでき、広範囲をテンポ良くサーチしたい場面に最適です。また、40号までのスッテに対応可能なキャパシティを持ちながら、15~30号を用いた水深40m前後の攻略において特にバランスの良い操作感を発揮。繊細なアタリも拾える感度と、テンポの良い展開力が魅力の一本です。
■ OR60B/C(ベイトモデル)
遠投性能こそスピニングに劣りますが、必要十分な飛距離(15〜20m)を確保。カウンターを活用した精密なレンジ把握により、手返しの良さと繊細なアプローチを両立しています。浅棚での10~15号使用はもちろん、40号以上のシンカーで50m以深や激流といったタフな状況でも安定した操作が可能で、対応範囲の広さが大きな魅力です。
BattleWhip ORシリーズでは、あえてチューブラーティップを採用しています。
その理由は以下のとおりです。
・トラブルレス性能
糸絡みなどのリスクが少なく、キャスト時も安心して扱える。
・目感度も十分に確保可能
チューブラーでも調子設計次第で、視覚的なアタリも把握しやすい。
・軽快な操作性を損なわない
ソリッドティップは重量増につながりやすく、繊細な操作感を失いやすいため、あえて非採用。
・手感度に優れる
継ぎ目のないチューブラー構造は感度が際立ち、微細なアタリをダイレクトに伝達。 ※これは、BlueCurrentシリーズで培ったノウハウをフィードバック。
さらに、キャストを前提としたオモリグ専用ロッドとして、安全かつ快適に使用いただけるよう、バット部は頑丈に、ティップは繊細に設計。高感度と耐久性の両立を目指したロッドに仕上げています。
ここまで【イカメタル編】、【オモリグ編】に分けて、「BattleWhip IM/ORシリーズ」の全ラインナップをご紹介してきました。
初めてのオフショアゲームにもオススメの釣りですので、ぜひ本記事を参考に、ご自身のスタイルやフィールドに最適な一本を見つけていただければ幸いです。