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シーズン特集「強いロッドだけでは獲れない。ショア青物攻略で考えたいタックルバランス」

皆さんこんにちは。ヤマガブランクス広報部です。

つい先日、新潟県在住のフィールドスタッフ・猪俣さんより、ブルースナイパーPL109MHでの良型ヒラマサの釣果報告が届きました。

詳しく話を聞いてみると、今回の釣果で重要だったのは、単純なロッドパワーだけではなかったようです。

01
投げ続けられること
02
状況に合わせてルアーを選ぶこと
03
必要な飛距離を確保すること

この話を聞いて思い出したのが、今年の春、私自身が苦戦した青物のマイクロベイトパターンでした。

喰わせたいルアーが、魚まで届かない

今年のロックショアでの青物狙いも、マイクロベイトを捕食する青物に苦戦しました。

魚はいる。
目の前でボイルもしている。

しかし、ルアーには喰ってこない。

特に難しかったのが、突発的に起こる単発ボイルです。

まとまったナブラであれば、魚の進行方向を予測して、その先へルアーを入れることもできます。

しかし、単発ボイルは次にどこで出るか分からない。

ようやく水面が割れた場所へキャストしても、ルアーが着水する頃には、すでに魚が移動していることも少なくありません。

さらに、魚が小さなベイトを偏食している状況では、ルアーサイズを落としたくなります。

しかし、小さなルアーほど飛距離を出しにくい。

大きなルアーなら届く。
小さなルアーなら喰わせられるかもしれない。
しかし、届かなければ勝負にすらならない。

この矛盾に、春の私は最後まで苦しめられました。

強いロッドを選べばいいわけではない

その春、私がメインに使用していたのは
ブルースナイパー PL106Hでした。

大型青物を想定し、ある程度ボリュームのあるプラグを軸に組み立てる予定だったためです。

太めのラインを使用し、大型プラグをしっかりキャストする。
そして魚を掛けた後は、主導権を渡さずプレッシャーをかけ続ける。

大型魚が想定されるポイントや、根が荒く自由に走らせられないフィールドでは、PL106Hのパワーは大きな武器になります。

ただ、その日の魚が求めていたのは大型プラグではありませんでした。

小型ルアーを使いたい。
しかし、沖のボイルまで届けたい。

TACKLE BALANCE

その日の魚に合わせたルアーを、必要な場所まで届けられるタックルバランス。

必要だったのは単純な「強さ」ではなく、この部分でした。

そこで改めて意識したのが、
BlueSniper PL109MHというモデルでした。

近年、ショア青物攻略で意識しているポイント

今回、良型のヒラマサをキャッチした猪俣さんも、近年のロックショアゲームでは「とにかく強いタックルを使う」という考え方ではないそうです。

実釣で意識しているポイントを聞くと、大きく3つありました。

POINT 01

トップだけにこだわらない

大型プラグへ豪快に飛び出すヒラマサ。

ロックショアのヒラマサゲームを象徴するようなシーンですが、猪俣さんは近年、水面下のルアーへの反応が良いと感じる場面が増えているそうです。

そこで、トップウォータープラグだけでなく、ミノーやシンキングペンシルも積極的に使用します。

「ヒラマサだからトップ」と決めつけず、その日の魚が反応するレンジへルアーを入れていく。

今回の釣果も、使用したルアーは
マリア社のボアーSS145でした。

POINT 02

柔軟なルアー戦略を考える

快晴、ベタ凪、澄潮。

こうした条件が重なると、マズメ以外の時間帯では魚の反応が落ちることがあります。

そんな時は、メタルジグでボトムを探ったり、シンキングペンシルの浮遊感を生かしたアプローチを試したりと、ルアーやレンジを柔軟に変えていくそうです。

最初に決めた釣り方に固執するのではなく、

その日の海に合わせて、魚へ届く方法を探していく。

ショアから大型青物を狙ううえでも、こうした柔軟なルアー選択が重要になります。

POINT 03

シンプルなラインシステム

もう一つ興味深かったのが、ラインセレクトです。

大型ヒラマサを意識すれば、PEラインを太くしたくなるのは当然です。

しかし、ロックショアではどれだけラインを太くしても、岩礁や足元の地形によるラインブレイクのリスクを完全になくすことはできません。

そのため猪俣さんは、魚のサイズだけでライン号数を決めるのではなく、飛距離とのバランスも重視しています。

今回使用したのは
PE4号。

また、近年見られる太号数のスペーサーやラインプロテクト系のシステムは使用せず、

FGノット + ナイロンリーダー100lb
リーダー長:約3ヒロ

あえてシンプルなシステムにしています。

接続箇所を増やすことで、不安要素も増やしたくない。

大型魚とのファイトを見据えた、猪俣さんなりの考え方です。

ブルースナイパーシリーズをどう使い分けるか

現在のブルースナイパーシリーズで、良型の青物を狙う際の代表的なモデルを整理すると、それぞれに異なる役割があります。

BlueSniper
100M-MH
ジグ・プラグの双方を扱いやすく、一本で幅広く組み立てたい場面に。

BlueSniper
96H
ヘビークラスのパワーを備えながら取り回しやすく、特にメタルジグを主体としたゲームで活躍するモデル。

BlueSniper
PL109MH
高い遠投性能と軽快なキャストフィールを持ち、小型から中型のプラグを含め、幅広くプラグを使い分けたい場面に。

BlueSniper
PL106H
大型プラグやより強いラインを使用し、大型魚とのファイトで高い制御力を求める場面に。

同じ大型青物狙いであっても、使用するルアーやライン、ポイントの地形によって求められる性能は変わります。

ブルースナイパーシリーズが持つ「投げ続けるための性能」

今回、猪俣さんが使用したPL109MHが持つ遠投性能や軽快なキャストフィール。

これらはPL109MHだけに求められた性能ではなく、現行ブルースナイパーシリーズへリニューアルするうえで重視してきたポイントの一つでもあります。

ショアから青物を狙う釣りでは、いつ訪れるか分からないチャンスに備え、一日を通してキャストを繰り返すことも珍しくありません。

だからこそ、単純なロッドパワーだけでなく、

ルアーのウェイトをスムーズにブランクへ乗せられること。

狙った場所へ安定してルアーを送り込めること。

キャストを繰り返してもアングラーへの負担を抑え、チャンスが訪れた瞬間にしっかりと振り切れること。

「投げ続けるための性能」

ブルースナイパーシリーズでは、各モデルの役割やパワーを明確にしながら、この部分もシリーズを通して追求しています。

大型魚を狙うからといって、強いロッドを選べばよいわけではありません。

小型ルアーを使うからといって、ライトなロッドを選べばよいわけでもありません。

01
どんな魚を狙うのか。
02
どんなルアーを使うのか。
03
どこまで飛ばす必要があるのか。
04
そして、そのキャストを続けられるのか。

ロッド、リール、ライン、ルアー。

それぞれを単体で考えるのではなく、その日の状況に合わせてタックル全体のバランスを組み立てる。

今回の猪俣さんの釣果は、ショアから青物を狙ううえで、改めてその重要性を感じさせてくれる一尾となりました。

TACKLE DATA

ロッド
BlueSniper PL109MH
リール
SALTIGA 8000-H
ライン
GOSEN ANSWER JIGGING PE×8 #4
リーダー
ナイロンリーダー 100lb
ルアー
ボアーSS145(マリア)