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Battlewhip TR 73/S (Shallow)について

2019年・秋 BattlewhipTRシリーズが新たに登場します。

それぞれに個性と扱い易さを注ぎ込んだ、3機種がリリースされますが、まずは73/S(Shallow)モデルについて、詳しくご案内させていただきます。

 

 

73/Sはシリーズ中もっとも汎用性を持たせたモデルで、基本的にシャロー帯(10m以浅)での使用を念頭に置いていますが、エギをシャクった後にテンションを掛けてエギを引きながら待つという通常のティップランスタイルだけでなく、スレた状況や活性が極端に低い状況で「Sフォール」というテクニックを駆使し、状況を打破する為の役割も担った1本としてデザインされています。

 

 

潮が払っていく潮下流側では、落とし込んで着底後に一度大きくシャクり、そのままエギをその場にステイさせるイメージで、ティップでエギを追っていきます。

つまりエギが引かれるスピードをロッドの動きで調整し相殺するというテクニックですが、一定のテンションで送り込みエギを自然にステイさせてアタリを取る上で、この「相殺」する為のテンション管理が非常に重要となります。

また逆側の潮が向かってくる潮上側ではエギをキャストして、一定の層または着底後にシャクリを入れてストップ。

そして一定のテンションを保ちながらアタリを待つ釣り方になります。

潮と風の強さの影響を受け、船の流れるスピードが一定以上になった場合には、成立しがたい場合も出てきてしまうメソッドではありますが、低水温時・低活性で追いが鈍い状況下においては、その効果が際立つのは事実です。

 

このように状況的にあまり芳しくない、アングラーとって不利な状況下においても安定した釣果を出す為のテクニックを駆使できるよう、この73/Sのブランクは入念な調整が施されています。

Sフォールエギングの微細なアタリを拾えるよう、他の2機種よりもカーボンソリッド部を若干長めに設定しています。

それにより目感度を上げつつティップ部の動き幅も大きく、オートマチックに近い感覚で掛ける事ができるようなセッティングを整える事ができました。

 

このティップ部の調整により、通常のエギをシャローエリアで使用した、ボートエギングに於いても、ラインの動きだけでなくティップの動きで掛ける目感度が向上し、モデルの持つゲーム性が更に磨かれました。

 

シーズン初期のシャローエリアでのティップラン、低活性時に有効なSフォールエギング、そして春のボートキャスティング・エギングを1本でカバーする高い汎用性をもつ73/Sは「ボートエギング」というカテゴリーを幅広く楽しむ意味で、まさに「オールマイティ」な1本として位置付けられた、必携アイテムに仕上がっています。

 

 

BattleWhip TR 73/S

type-S / Shallow(シャロー・ティップラン&キャスティング 高汎用性能モデル)

Line :PE0.4~0.8号 Egi Weghit :20~40g  Egi MAX4.0号  Depth:~30m

全長:222.5cm 仕舞:114.5cm 自重:83g

継数:2pcs  ガイド仕様:Sic-SリングステンレスフレームKガイド

価格:¥27,000(税抜)