REPORT

HOME » REPORT » ロッド別カテゴリー » BlueCurrentシリーズ » 【福岡県北九州】キジハタ BlueCurrent Ⅲ82/B

【福岡県北九州】キジハタ BlueCurrent Ⅲ82/B

YAMAGABlanksユーザーでありフィッシングサービスOkkunの奥永様から釣果レポートをいただきましたのでご紹介いたします。

BlueCurrent Ⅲ82/Bを使用したボートロックフィッシュゲームのレポートです。なぜこのロッドを選び、適しているのか詳しくインプレしていただきました。

ぜひ最後までご覧ください!


お世話になります。
ブルーカレント3で、アコウの50cmを数本、
40cm以上は数多く釣れています。
ボートシーバス、また、シャローでの根魚釣りに適したロッドで大変愛用しております。

北九州ボートロックフィッシュゲーム

北九州空港に2キロ以上の消波ブロックが続いている。
ここのボートロックフィッシュゲームを開拓したのは8年前の事。

水深最大10m

基本的2〜8mの水深をキャスティング、ピッチングで当初はテキサスリグ等で狙っていた。
まるでシチュエーションはバスフィッシング。

近年九州北部のバスフィッシングの釣り場が少なくなっており、バスフィッシングユーザーに指示を受け、このスタイルが確立した。

最も、当初のアベレージは45センチくらい。
信じられないかもしれないが、釣れればデカい!が魅力の一つであった。

また、タックルもバスタックルのジグテキロッド、ロックフィッシュロッドからスタートした。

この頃はブルーカレントⅢという答えに辿り着いていない。

 

元々はボートシーバスとのタックル。それからロックフィッシュへの流用

うちはフィッシングサービスオックンの屋号で釣船をしている。
メインはボートシーバスで、夏にはロックフィッシュ、チヌトップ、秋にはブリキャスティングが楽しめる。

ボートシーバスで避けては通れないもの。
それはストラクチャー撃ちだ。

魚は障害物の周りにいる。

それもルアーを長く引きたいので、ストラクチャーの奥にルアーを提供する必要がある。

果たしてそのシチュエーションでショートロッドは有効か?

ショートロッドでサイドキャスト等でストラクチャー撃ちをイメージされる方もいるが、それは1人でチャーターの場合は良いが、2.3人で釣りするとなると危険もいっぱいだ

しかし、一般的なボートシーバスロッドは5.10〜7ftくらいでラインナップされている

もちろん、そのロッドの長さでも充分に高度なテクニックを使えるし、適している

たださらに「楽に」遠くに投げるのには、もう少し長いレングスが適している

身長や体格にもよるが、7.6〜8.8ftくらいのロッドでフリップキャストを行う方が正確かつ「楽に」ルアーを提供することが出来るのだ。

無論、フリップキャスト意外でもオープンエリアの飛距離でも、その長さは有効になる。

ここで一つ問題点が発生する。

そのようなロッドがなかなか市場にないのだ。

最初はオカッパリシーバスロッドを流用していたが、一つの壁にぶちあたった。

10g前後のミノーを投げたい‥

ボートシーバスで1番多用するルアーだ。

探しに探した結果、ブルーカレントⅢ 82Bに辿り着いた。

ロッドが軽く、キャスティングも軽快にしやすい。
特に、フリップキャストは専用と謳っていいほどに、やりやすい。

こうして、ブルーカレントがボートシーバスのメインタックルになる。

これに32〜35mmスプールのリール。

オープンならPE0.8号
ストラクチャーならPE1.5号

これで数多くのシーバスをキャッチしてきた。

この流れから、メインタックルをロックフィッシュに流用することになっていく‥

当初は流用のつもりが、あれ?これ、ロックフィッシュにも適してる‥
そう感じるまでに時間はかからなかった‥

大型ハタゲームでのブルーカレントⅢの活躍

ロックフィッシュをテキサスリグを中心とした仕掛けでやっていた。
ここでまたもや、悩みが‥

根掛かりが多い。
正確に言えば根掛かりするとなかなか外れない‥

それが悩みだった

話は逸れるが、私は時折、全国、海外でガイドを頼んで釣りに行く。
様々なアイデアを自分に取り入れるためだ。

石垣島の船長と、東京から通っていただいてるお客様が共通の船長を紹介してくれた。

名門中の名門。老舗中の老舗。

ボートシーバス、リアルの森田船長だ。
森田さんもガイド中、ロングロッドを使い、神業的なキャストを決める。
私が知る限り、森田さん以上の精度でキャスティングが出来る人を見たことがない。
シーバスに対する経験が豊富で解説もわかりやすい。
その森田船長が夏場シーバスを釣るテクニックでスラッキングというテクニックを使っているらしい。

話を聞くところによれば、ジグヘッドを駆使した釣り方なのだ。
わたしはこれをロックフィッシュにアレンジ出来ないかなと考えていた。

なぜならジグヘッドリグは根掛かりをしても、外しやすい事に気づいていたからだ。

しかし、私自身、夏場にリアルに行けた事がなく、実釣を通じて森田先輩のスラッキングを会得していない。

とりあえず、手探りダーティングとフォールを組み合わせていく。
シンカーウエイトも模索。
テキサスリグよりフォールが早いので、通常7g。
潮が速いときや、荒れている時は10gを使う。

私はこのやり方をジグヘッドちょんちょん。と呼んでいる。

答えはすぐに出た。

大正解。

ボトムリアクションの釣りだ。
食わせのスローな釣りだけをするのと比べて釣れる数が違う。
この記事を書いたこの日も4時間で、アラカブは40匹以上アコウは5本釣れた。
全てジグヘッドでのリアクションの釣りだ。

これが食わせのテキサスならだけしかやらなかったら、半分以下の釣果になるだろう。

それくらい自信のある釣りだ。
特に水温26度以上になったフィールドでは活躍するリグだ。

それに適したロッドは?

テキサスリグを中心とした、テーパーのついた高弾性カーボンのロックフィッシュロッドか?

確かに専用ロッドでのボトムリアクションの釣りが出来る
私がジグヘッドちょんちょんに辿り着く前は、フラッシュJというアルミが入ったルアーにタングステンシンカー14〜18gのテキサス。
これを固めのショートロッドでパンパン弾くやり方をしていた。

ただこれは、少々セレブな釣り方で、タングステンシンカーのロストの度にコストがかかるデメリットもあった。

ジグヘッドちょんちょんは、比較的安価な仕掛けでお客様のコスト的な負担が少なく、お小遣いアングラーの財布に優しいリグだ。

それに適したロッドは?

そこそこティップが繊細に入り、ルアーをダーティングしても浮き上がらないロッド。

もっと言えば、ガイドが14個も付いており、軽量で感度も備わっているロッド。
さらに大型のハタがかかっても引き止めるベリー、バットパワー‥

ブルーカレントⅢ82Bだ。

ブルーカレントと僕のこれから。


他にもメーカー記載の通り、チヌトップにも適しており、釣果は出ている。
他にも、ボートからのチヌの落とし込みも使いやすい。

色々と書いたが、今日書いた釣り方は、決してこの竿を無理矢理使っているわけではない。

私は多くのアングラーや釣船のお客様同様、一釣人だ。
フィールドテスターや、メーカーで勤務しているわけではないので、
道具は自由に、好きなように選んで使用できる。
仕事道具で、誰かや何かに忖度する必要はない。

そして行き着いた先が、ブルーカレントⅢだ

正直、8ft台のフリップキャストロッドに行き着くまでに、各社ハイエンドのロッドを含めて100万は使ってしまっただろう‥笑

これを製作してくれたヤマガブランクス様のご担当者様は、企画から開発の段階で、私の使用用途を意図していなかったかもしれない。
だが、大変感謝申し上げたい。

同じ九州でこんなロッドを作ってくれる方達がいる。

さらにブルーカレントシリーズは価格もお小遣いを貯めれば、誰でも手に取りやすい価格なのだ。

私はこのロッドに出会えて、快適に海のコンディションを判断することが出来ている。

もっと、もっとこの竿と面白い釣り方に出会うかもしれない。

ブルーカレントと僕の旅はまだまだこれから。旅の途中だ。
新しくて面白い釣りを探したい。

今日もこの竿を助手席に乗せて行く。
お客様にご乗船いただいて、
海に出て行く。

フィッシングサービスOkkun 奥永


奥永様

この度は素晴らしいレポートをいただきありがとうございました。

様々なロッドの中から弊社のロッドを選んでいただき嬉しい限りでございます!

私たちが想定していないボートでのストラクチャー撃ちやロックフィッシュゲームにはとても興味がわきました。

ブルーカレントシリーズの共通コンセプトのひとつは「アングラーの発想を縛らない自由なロッド」です。

これからも色々な魚種、メソッドにお使いいただけますと幸いです。

また次回のご報告も楽しみにお待ちしております。


フィッシングサービスOkkun ウェブサイトはコチラ

フィッシングサービスOkkun インスタグラムはコチラ