REPORT
【宮城県】ランカーシーバス BlueCurrent 71TZ/NANO JHSP
宮城県在住のヤマガブランクスユーザー様より、BlueCurrent71TZ/NANO JHSPを使用して87cmのランカーシーバスをキャッチされましたので、皆様にご紹介いたします。
《当日の状況》
潮:中潮 満潮直後の下げ始め
時間:夜
【タックルデータ】
ロッド:BlueCurrent71TZ/NANO JHSP
リール:ツインパワーC2000S (シマノ)
ライン:(サンライン) スモールゲームPE-HG 0.3号(5lb)
リーダー:(VARIVAS) スーパートラウトアドバンスエクストリームショックリーダー1.2号(5lb)
ルアー:S.P.M.55 ウォーターウィード Rラメ (バスデイ)
フック:ST-36TN スティンガートレブル 16号 (OWNER)
当日はちょうど満潮頃にポイント入りしました。
まず一投目にフローティングミノーを投げると幸先良く20cm程のメバルがヒットしましたが、その後はジグヘッドリグを数種類試したのですが反応がなく、シンペンを使ってみるかと思い投げた一投目にいきなり「ガツンッ!」というしっかりしたバイトがあり、あわせると魚がドラグを鳴らしながら走り出しました。その感じから最初は「これはもしかして尺メバルか?」と期待したのですが、やや手元に近づいてくると、今度は今までとは比較にならないトルクでドラグを鳴らしながら沖に向かって走りました。ここでやっと「メバルじゃない。もっとデカい魚だ」と気が付きましたが、エラ洗いもジャンプもなかったのでシーバスとは思わず、「もしかしてマダイ?」などと思っていたのですが、しばらく耐え続けていると少し魚が浮き上がってきました。
その時見えたシルエットで初めて「あっ、シーバスだ!」と気づきました。
が、それほど大きいとは思わず、「60cmぐらいかなぁ」と思っていました。この時点では「獲れるかなぁ?」とやや弱気でした。
ラインが細く、メバルタックルなのでとにかく無理をせずに魚を疲れさせようとしましたが、ここでブルーカレント71TZ/NANO JHSPはしっかりと曲がって魚の引きを吸収し、素晴らしい仕事をしてくれていました。竿に関しては全く不安はありませんでした。
私の持論として「伸びの少ないPEラインには伸びることでショックを吸収するナイロンリーダー」というのがありますが、フロロカーボンより根擦れに弱いということは確かで、そちらの方がやや不安要素でした。が、結果的にはナイロンリーダーが適度に伸びたおかげでバラさずにすんだのではないかと考えております。
スズキは青魚のような回遊魚ではないため、いずれ弱ってくるだろうと思っていたのですが、これがなかなか弱らない。手前に岩があったため、そこにラインを擦られないよう注意しながら魚をコントロールしようとしたものの、やはりメバルタックルでは思うように行きませんでした。
それでも、数え切れないほどの突っ込みを繰り返したあげく、ようやく魚が横向きに浮いて取り込むタイミングとなりました。すでにヒットから30分以上の時間が経っていました。
しかし、足下から海面まではほぼ6mほど。その長さのランディングシャフトは用意していたのですが、如何せん玉網はライトゲーム用のSサイズ。名一杯広げても浮いているシーバスの体1/3くらいしか入らず、ここで初めて「これはヤバいかもしれない」と本気で思いました。これまでもシーバスゲームで高所からのランディングでシャフトを折って魚をバラしたこともあったし、手元まで寄せて玉網ごと海に魚を落としたこともありました。
もう最後は覚悟を決めて魚の体1/3をネットに入れて慎重にシャフトをたぐり寄せ、思わず「神様・・・」と祈りました。魚の入ったネットが足下に上がってきた途端、全身の力が抜けて思わずペタリとかがみ込んでしましました。
60cm程と思っていたシーバスは計ってみると87cm。
記録更新とはならなかったものの、しばらく手の震えが止まりませんでした。
ライトゲームのタックルで30分以上かけて獲った一匹は記録更新よりも満足感の高いものでした。
いろいろな偶然が重なってようやく獲れた一匹だと思いますが、なにより信頼できるタックル、特に不安要素を何一つ感じなかったブルーカレント71TZ/NANO JHSPの存在あっての一匹だとは確信しています。
この度は臨場感の伝わる素晴らしい釣果レポートをいただき、誠にありがとうございます。
また、5lbクラスの細ラインでコンディションも良い超大型のシーバスをキャッチされましたこと、誠におめでとうございます!!
今回のように海で釣りをしているとヒットする魚のサイズを選べないことがあり、そういった際にも対等とまでは言いませんが、しっかりと魚と勝負でき、安心してファイトできる懐の深いロッド作りをヤマガブランクスは常に目指しております。
アングラーの技量・経験値も大きくなりますが、今回いただいたレポートはまさにそれを体現する釣果だと思います。今後とも引き続き変わらぬご支持の程、スタッフ一同心よりお願い致しますと共に、次回のレポートも楽しみにお待ち致しております。
この度は誠にありがとうございました。