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【エギングシーズン特集】春こそショートロッド!

エギンガー待望の春イカシーズンに突入しましたね!
全国からデカイカの釣果報告をいただいており、釣欲と葛藤しながら日々業務に勤しんでおります…くコ:彡

私の話はさておき、今回は2023年に発売された「Calist-カリスタ」シリーズから、春イカシーズンにこそおすすめしたい「ショートレングスロッド」の魅力について、個人的な見解多めですがお伝えできればと思います。

Calistaシリーズラインナップ

Calista 90LML/S繊細さ特化×ロングレングスで周りと差がつくモデル
Calista 76ML/TJ 軽量+ショートモデルで軽快かつテクニカルな攻略
Calista 82ML/AR バランスの取れたハイスペック・スタンダードモデル
Calista 86M/PFパワーモデルの常識を覆す「繊細さ」を求めた一本
Calista 79MMH/AG 「寄せと抱かせ」アピールの強弱を意のままに操る

5機種からなるラインナップの中から、今回は「76ML/TJ」「79MMH/AG」の2機種をピックアップして解説します!

Calistaシリーズ製品ページはコチラ

 

ショートレングスモデルを推す理由

春イカに推したいCalista76ML/TJと79MMH/AG ショートレングスモデルの魅力

ショートレングスモデルの魅力は

高レスポンス=エギ操作性能と高い反応速度
アクション演出の幅広さ
楽さ
取り回しの良さ

など、アングラーの思いのままに、マニュアル的な操作感を楽しむための性能だと思います。

初めての一本でもおすすめしますが、すでに8ft代のいわゆる”定番モデル”と呼ばれるスペックのエギングロッドを使っている経験者であれば、よりショートレングスモデルの魅力を感じていただけると思います。

ショートレングスのメリット

ハイレスポンス
レスポンスがいいことで「操作性」「反応速度」が向上します。
「操作性」が向上することによりアングラーのイメージ通りに強弱をつけたアクションが可能になりますので、「あのカケアガリで…」「藻場の横をじっくりと…」など戦略的な誘いが可能になります。

「反応速度」は、アクションを入力してからエギが動き出すまで、アタリや違和感を察知するまでのタイムラグを軽減してくれます。渋い状況においては、一瞬のチャンスを逃さないためにも必要な性能です。

この全てにおいてダイレクトな使用感のおかげで、感度も向上すると言えるでしょう。

抜群の振り向け&取り回し

振り抜けのいいショートレングスモデルは、キャスト時の負担も少なく楽に振り抜くことができます。横風や向かい風の中でも低弾道でキャストしやすいので安定した飛距離を出しやすい点も魅力です。

取り回しについては、地磯やテトラ帯などバックスペースが限られたフィールドでも、少ないテイクバックで充分な飛距離を稼ぐことができます。

とにかく楽
アクションも少ない力で効率よく入力できるので、結果的にショートレングスモデルのほうが身体的負担を抑えることができます。これにより、集中力を切らすことなく終日釣りを楽しむことができますので、少ないチャンスをものにすることができるでしょう。

 

ショートレングスのよくある不安要素について

飛距離は大丈夫なの?
一番気になるのはこれだと思います。確かにロングレングスモデルと比較すれば多少飛距離は劣ります。

ですが、実釣に必要な飛距離は充分出すことができますし、振り抜きやすいショートレングスモデルは、ブランクの反発力を発揮しやすいのが特徴です。

遠投性能に優れたロングレングスモデルでも振り抜けなければ意味がありませんし、ショートレングスであれば、使い手を選ぶことなく常に全力を出すことができます。

ラインメンディング性能は?
エギングにおいてアタリを逃さないために必要なラインメンディング。
足場の高い堤防+横風であれば、ロングレングスモデルをおすすめしますが、逆に足場の低い地磯やテトラ帯であれば、ショートレングスモデルの方が周りを気にせず楽にラインメンディングできると思います。

実際に使ってみて
上記で挙げた飛距離、ラインメンディング性能ともにそこまで気にならない程度。ショートレングスモデルのメリットを考えると、選ばない理由にはならないと感じました!

 

Calista 76ML/TJ・79MMH/AG投げ比べてみました

2023 カリスタシリーズから76と79、二機種を投げ比べしてきましたので、個人的な見解込みで解説いたします!

キャストしたエギはこんな感じです。

2.5号から3.5号ディープ、4号まで、定番の3.5号はスタンダードタイプや抵抗系など投げて、シャクリ比べてみました。

リールは20ルビアス FC LT2500 にPE0.5号、リーダーはフロロカーボンの2号です。

 

Calista 76ML/TJ

軽量・軽快・切れ味抜群。優れた情報伝達力と多彩なジャークで春イカを誘惑。

Lure: Egi 2.5~3.5号 Line: PE 0.4~1

■全長:2293mm ■仕舞寸法:1175mm ■自重:87g

使用感を一言で表すならば「楽」

ショート+軽量+MLクラスで軽快な使用感が最大の魅力だと思います。
76はグリップエンドが少し短くなっているのも特徴で、しゃくったときウェアに干渉しにくいようになっています。

メインとなる3.5号は、キャスト負けする感じもなくフルキャストできますし、アクションもビシバシ系やコンビネーション系もレスポンス良く操作できました。
個人的に苦手な2.5号のエギは、フォール中の抵抗もしっかりと感じることができ、「何をしているかわかる!」と感動しました!

3.5号ディープや4号は、フルキャスト、アクションともに問題なくおこなえますが、76の魅力でもある軽快さやレスポンス性能が若干落ちるなーという印象です。

パワーに関しては、以前の釣行で2㎏アップを余裕でキャッチすることができましたので、春イカにも安心してお使いください。

 

Calista 79MMH/AG

Mクラスの使用感。少ない力で最大効率を得る。剛柔併せ持つハイレスポンスモデル。

Lure: Egi 3~4.5号 Line: PE 0.6~1

■全長:2380mm ■仕舞寸法:1226mm ■自重:99g

一番皆さんにお伝えしたいことは…「棒のような、バッツバツの硬いロッドではない」ということです。

MHとつくと硬い棒みたいなロッドを想像されてしまうのが唯一の弱点かもしれない…と思ってしまうほど、楽に使うことができました。

2.5号も存在感を感じながらキャストできて、その後の操作も問題なくできますし、潮の流れも感じることができて、ショートレングスに適度な張りが組み合わさることで、感度が研ぎ澄まされているイメージです。

3.5号に関しては、高い反発力のおかげか驚くほど飛距離が伸び、7ftクラスとは思えないほどでした。
3.5号ディープや4号は余裕でフルキャストできますし、3.5号を超える飛距離を出すことができますので、どうしても潮目に届かないときなどあえてディープタイプを使うのもアリだなと思いました。

 

次に、アクション「しゃくり」についてですが、想像以上に楽でした!

具体的に解説しますと…

ショートレングスモデル全てにいえることですが、ロッドが短い分しゃくり幅が狭くても力を伝えることができます。
さらに、79MMHに採用しているMクラスのティップは、反発力が高いのでティップだけを意識したコンパクトなアクションでもしっかりとエギを動かすことが可能です。


Calista 79MMHとCalista 86Mの静荷重比較です。バットは79MMHのほうがワンパワー強いので残りますが、Mクラスのティップは素直に曲がり込みます。

潮流場、深場、抵抗の大きなエギなどMLクラスであればビシッとしゃくらなければいけないシーンでも79MMHは、軽く操作できてしまうので、使い方次第では、MLクラスより楽なのではと感じました。

スローなアクションで誘いたいときには、糸フケを多めに出したスラックジャークを使い分けることで、より攻略の幅が広がると思います。

 

春イカならCalista 79MMH/AGを推します!

春イカ=デカイカということで「ロッドパワー」を考える方が多いと思います。

今回春イカにCalista 79MMH/AGをおすすめする理由は、デカイカを獲るためのパワーがあるからではありません。

実際、Calista 76ML/TJでも2㎏アップを余裕で獲ることはできています。

では、なぜ79MMHをおすすめするのか。
それは「あらゆるシチュエーションに対応できる柔軟性」に優れているからです。

例を挙げると…

大型に効果的な4号や抵抗の大きなエギの操作性
スタンダードなエギはもちろん、抵抗の大きなエギでも楽に操作できて、遠投先や深場でもしっかりとアクションさせることが可能です。

春特有の不安定な天候
予報ハズレの強風が春にはつきものですが、79MMHのシャープかつ振り抜きやすいブランクは向かい風でも安定した飛距離を出すことができます。

瀬際、藻場でのパワーファイト

大型になるとランディング間際に、最後の抵抗で走り出すこともよくありますが、粘り強いブランクが主導権を渡すことなく安全に寄せることができます。

深場・潮流場・シャローなど場所を選ばない

深場・潮流場については説明しましたが、79MMHはシャローエリアでも活躍してくれます。レスポンス良くメリハリのあるアクションで、広範囲を素早く探ることができますので、ランガンやポイントの新規開拓にもぴったりです。

まとめ

0.4号の極細PEを使用する場合や、軽量タックルにこだわりのある方、軽快さを求める方には、76ML/TJをおすすめいたしますが、何が起きてもどうにかなる「安心感」は79MMH/AGの隠れた魅力だと思いました。

ショートレングスモデルと聞くとデメリットが頭に浮かんでしまう方もいるかと思いますが、これを機に手に取ってみてほしいと思います。
もちろん秋イカにも全然使えますが、春こそショート。
春こそショートレングスモデルの特性を存分に発揮、体感していただける季節ですので、Calista 76ML/TJ、79MMH/AGの2機種を店頭で見かけた際は触ってみてください。

New Calistaシリーズについてはコチラで詳しく解説

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