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シーズン特集 「お役立ち情報もご紹介!ブルカレ・チニング特集」
皆さんこんにちは!
日本各地で梅雨も明け、真夏日が続いていますね。
こうなると、魚よりも先にアングラー側の体力が尽きてしまいますので、熱中症対策はしっかりとして釣行をお楽しみください。
今回はシーズンインしたトップチヌと合わせて、ブルーカレントシリーズよりチニングにおすすめのモデルをいくつかご紹介させていただきます。
記事の最後には、弊社スタッフ一押しの釣法をご紹介しますので、お楽しみに!
チニングとは??
チニングは大きく分けると、ボトムチヌとトップチヌの2種類があります。
エリアにもよりますが、基本的に春頃はワームでボトムや中層を探るボトムチヌがメインとなります。
夏が近づき水温の上昇とともにチヌの活性も上がってくると、ペンシルやポッパーを使ったトップゲームを楽しむことができます。
ルアーの使い方やポイントの選び方なども合わせてご紹介いたしますので、これから始めてみようという方にはぜひ参考にしてください!
ボトムチヌ
2~5月ごろがシーズン
デイ・ナイト関係なく楽しめます。
産卵前のノッコミと呼ばれる荒食いのシーズンでもあり、50upの大型も狙うことができます。
メインルアーはジグヘッド+ワーム
エリアにもよりますがジグヘッドは5gをメインに、スローに見せたいときや風が強いときなど、状況に合わせて重さを使い分けてください。
ワームは3インチ前後のホッグ系など甲殻類をイメージしたものがメイン。
空気抵抗の大きいホッグ系で飛距離が足りないときには、シャッドテールなんかもおすすめです!
アクション
基本はボトムをズル引き。
地形の変化を感じたらシェイク、もしくはボトムパンプでちょんちょんと動かすことも効果的です。
どのアクションの後にもステイを入れて、食わせの間を入れましょう。
最近流行りの「フリーリグ」を使った釣法もこのボトムチヌに分類されます。
フリーリグのメリットは根がかりしにくく、セッティング次第でボトムをレスポンス良く探ったり、ワームがフリーフォールする時間を長くとってみたり、色々な見せ方ができるのでチュエーションに合わせて調整することで食わせやすくなります。
トップチヌ
6~9月、特に水温が上昇する7、8月が最盛期
やはりバイトシーンが見られるデイゲームがおすすめです!
ルアーはペンシルとポッパーを使い分けながら、シンキングペンシルなども有効です。
アピール力はペンシルベイト>ポッパー>シンキングペンシル
風や流れがあるシチュエーションではペンシルベイトメインで、逆にべた凪のときにはポッパーが有利だったりします。
ポッパーは、使い方次第でペンシルベイトよりもアピールすることが可能ですし、アピールの強弱がつけやすく汎用性が高いおすすめルアーです。
※チヌのトップゲームはルアーや誘い方など地域により大きく変わります。そのエリアに合った攻略法を見つけ出すのも楽しみの一つですね!
アクション&ルアーローテーション
ポイントについてまず使うのは、9cm前後のペンシルベイト。
連続したドッグウォークアクションでサーチしていきます。
このとき、追尾があってもルアーの動きは止めずにアクションを小刻みにしたり、スローにしたり…
バイトがあるまでひたすら焦らし続けるイメージで誘います。
なかなかバイトまで持ち込めない場合は、ルアーのサイズを小さくしたり、ポッパーを使ってみるのも効果的です。
ポッパーはペンシルと同じくドッグウォークアクションもできますが、水飛沫と音でアピールできるので、連続アクションで反応が悪い場合は「ポコン」とアクションさせた後、波紋が消えるまでステイさせてみるのも効果的です。
タダ巻きメインで楽に釣りたいときや、遠投したいときにはシンキングペンシルの出番。
フルキャストして着水と同時に早巻きすることで、手返しよく魚の反応を見ることができます。
ポイントの選び方
チヌには「キチヌ」と「クロダイ」の二種類がいます。
キチヌは砂地に多く生息しており、クロダイはゴロタ浜や磯場に隣接したシャローエリアやワンドなどが狙い目です。
水深は、50cm程度あればポイントとして成立しますが、シャローエリアを狙うときにはいきなり水際に立たずに、少し離れたところからキャストすることで、警戒されにくくヒット率を上げることができます。
水面に自分の影が映ることも避けられればなお良しです。
トップチヌゲームのキモは「時合」
基本的には上げのシャローエリア狙いがおすすめです!
同じ場所でもタイミング次第では、爆釣だったりノーバイトだったりと釣果に大きく差が出るので、Googleマップとタイドグラフを見ながらポイントを選ぶとよりお楽しみいただけると思います!
ロッドの選び方
とりあえず手持ちのロッドの中で試してみよう、という方は7フィート台から長くても8フィート前半のロッドでお試しください。
ボトムチヌの場合はロッドを上に向かってアクションさせるので多少長くても問題ありませんが、トップゲームの誘いはロッドを下に向けてティップを意識したアクションになりますので、長いロッドだとレスポンスが悪く、水面にティップが入ってしまう可能性もあります。
ロッド全体にハリのあるほうがキビキビとアクションでき、アクション後のラインスラックもコントロールしやすいので食わせやすくなります。
ブルーカレントシリーズおすすめモデル
前置きが長くなってしまいましたが、ブルーカレントシリーズよりチニングにおすすめモデルをご紹介させていただきます。
BlueCurrent 77 TZ/NANO
プラグの連続アクションに特化したモデル。
振り抜けの良さと感度、操作性を併せ持ち、思い通りに食わせの間を演出することができます。
7.7フィートのレングスは場所を選ばず、まさにチニングにベストなモデルと言えるでしょう。
BlueCurrent 72 TZ/NANO
ポッパー好きにはコレ!
77に比べてハリのあるティップにより、少ない力でポッピングできます。
ペンシルの連続アクションも糸フケを調整することで、レスポンス良く操作可能です。
BlueCurrenr 85 TZ/NANO All-Range
向かい風や風が強い日、大きめのルアーをフルキャストしたいなど、遠投性能とパワーを求めるならこのモデルです。
チヌ以外にシーバスなどのフィッシュイーターが掛かっても余裕をもってやり取りできるパワーを秘めています。
BlueCurrent Ⅲ 76 Stream
コストパフォーマンスに優れたⅢシリーズの中でもレングス、プラグの操作性はトップチヌゲームにもってこいの一本。
適度な張りと広いリリースポイントは使い手を選ばず、これから始める方にもおすすめのモデルです。
BlueCurrent Ⅲ 82、82/B
少し長めのレングスと、繊細なティップはボトムチヌメインのアングラーに最適。
リグの移動距離を抑え、ネチネチと誘えます。
手前にガレ場などがあっても、かわしやすく瀬ズレしにくいので8.2フィートのレングスを活かした攻略が可能です。
弊社フィールドスタッフ一押し釣法紹介
1.イモチヌ
バス用ワームの「イモグラブ」を使ったノーシンカーリグ
特筆すべきはイモグラブ+オフセットフックという究極のスナッグレス性能。
河川のアシ際や磯の藻場など、ジグヘッドでは根がかり確実のようなカバーエリアに心置きなく突っ込ませることができます。
このようなカバーは、魚の隠れ家になったり小魚や甲殻類などベイトも豊富なので積極的に狙っていけるこのリグは大きなアドバンテージとなります。
ノーシンカーイモグラブは水平フォールでゆっくりと沈んでいくので、ヘチ釣りの要領で足元を探る事もできます。
イモグラブを使っていると、ラインスラックがスパッ!と走る明確なアタリは他のチヌゲームでは味わえない面白さがあります!
チヌが浮いているときには、タダ巻きでもシンペンのような動きをするようでイモグラブがあれば全層探ることができるとのこと!
また、風が強い日にはネイルシンカーでウェイトを調整したり、ネイルシンカーの位置によってはバックスライドさせたりとカスタム要素がある点も非常に魅力を感じる釣りです!
イモチヌメインでやるならコレ!
イモグラブ40は自重が約3.5gと軽量なので、ティップがしなやかなで軽量リグの操作に長けているBlueCurrent Ⅲ 74がおすすめです。
ラインはPE0.6号、リーダーはフロロ10lbくらいあればカバーに引っかかっても引き抜くのに十分な強度があります。
2.ミノーイング
チニングので使うプラグと言えば、上記で紹介したペンシルベイト、ポッパー、シンキングペンシルがメジャーですが、引き出しの1つでミノーも面白い釣りができます。
ミノーが活躍するシチュエーションとしては…
- ベイトがいるのに食わないとき
- トップ、ボトムともに反応がないとき
- オフシーズン
などなど…
5~9cmのジャークベイト系(シュガーミノーやパニッシュなど)移動距離を抑えたアクションでブレイクの上などを通してあげたり、壁や岩にゴツゴツ当てながらなど、テクニカルな釣りをお楽しみいただけます!
お役立ち情報
皆さん、チヌを釣った後どうしていますか??
リリースしたり、持ち帰る前に口元と腹を確認してみてください。
口や腹が白いとき、それはボトムを意識して捕食している個体の可能性が高いです。
これを意識するだけでチニングをもっと戦略的に楽しめますのでぜひ参考にしてください。
その日のベイトやパターンを自分なりに考察し、攻めるレンジやルアーを選択。
パズルのピースがハマったように「やっぱりね!」と気持ちよくなれますよ!
これはチニングだけでなく釣り全般に当てはまる事だとは思いますが、自分の考察や戦略がハマる瞬間は何ものにも代えがたい感動と喜びがあります。
よくあるご質問
- ブルーカレントTZ/NANOとブルーカレントⅢの違いについて
TZ/NANOシリーズはブランク素材やガイドにこだわり、ヤマガブランクスの持つノウハウを詰め込んだフラッグシップモデルです。
Ⅲシリーズは「使いやすさ」をコンセプトに、良く飛び、強くて軽い。
ロッドに必要な基本性能の向上と、優れたコストパフォーマンスを実現したヤマガブランクスを代表するシリーズです。
キレのあるキャストフィールや収束の速さはTZ/NANOシリーズに分があります。
不意の大物が掛かったときもⅢシリーズに比べて、魚を浮かせやすく、よりスピーディーにランディングまで持ち込めます。
より突き詰めた釣りをしたいアングラーの方に、ぜひ使っていただきたいシリーズです。
実釣動画
最後に
今回ご紹介させていただいたモデルは、チニング以外にも使える汎用性の高さを併せ持ったモデルです。
ライトプラッギングやスーパーライトショアジギングなど比較的アクセスしやすいエリアでも成立するゲームをお楽しみいただけます!
そのターゲットはアジ・メバルからシーバスやロックフィッシュなどなど…その時の旬な魚を狙っていただければ一年中お使いいただけます。
ライトゲームロッドをお探しの方は、ぜひご検討ください。
また、次回もお役立ち情報などご紹介させていただきますのでお楽しみに!