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バリスティック710ML-MH実釣レポート|“曲げて楽しむ”と“パワーで寄せる”を両立する一本【FSレポート】
福岡県在住のフィールドスタッフ・大内氏より、釣果レポートが届きました!
皆さんこんにちは。フィールドスタッフの大内です。
今シーズンは全国的に水温の上昇が遅く、各地でターゲットの動き出しが鈍いという声を多く耳にします。私が通う地元河川でも、例年と異なり魚の群れがなかなか入ってこない状況が続いており、連日通っても「居ればラッキー」といった厳しいコンディションが続いています。そんな中、アフターから回復中の単発個体を拾っていく展開が続いていました。
このようなタフな状況下で、頼もしい相棒となってくれているのが、2025年にモデルチェンジを果たしたシーバスロッドのフラッグシップシリーズ【Ballistick】シリーズです。
なかでも、私のスタイルに最もフィットしているのが「Ballistick 710ML-MH」です。
バリスティック710ML-MHは、その名の通り、MLとMH、2つのパワークラスの特性を併せ持つショートレングスモデルです。7ft10inchという取り回しの良さを活かしつつ、遠距離のストラクチャー撃ちなどでは、ロッドの反発力を活かしてフルキャストがすると、7ftクラスとは思えない飛距離を叩き出します。
私はよくジャーキングを多用するのですが、軽量なブランク設計により、緩急のあるアクションも負荷を感じさせず、自由自在にルアーを操れることができます。
そして、魚を掛けてからはMHらしいバットのトルクでしっかりと主導権を握れる──操作性とパワーを兼ね備えた一本です。
この日は魚の気配が薄く、唯一の望みは潮位の関係で遠距離に点在する牡蠣瀬などのストラクチャーでした。
13g前後のシンキングペンシルをフルキャストし、ルアーが瀬尻に差しかかったタイミングで明確なバイト。連続するエラ洗いに、ナイスサイズであることを確信しました。
ヒット後は、MHの強靭なバットパワーで一気に魚をストラクチャーから引き離し、さらに手前で走り出した魚に対しても、MLの柔軟なティップが衝撃を吸収。ドラグが出るわずかな瞬間もロッドがしっかりと追従してくれ、安心してやり取りができました。
そして翌日も、同サイズの魚をキャッチ。連日のキャッチを支えてくれたのが、この710ML-MHです。
「曲げて楽しむ」と「パワーで寄せる」──
一見、相反する要素を高次元で両立したBallistick 710ML-MHのポテンシャルを、ぜひフィールドで体感してみてください。
Tackle Data
Rod:Ballistick 710ML-MH
Reel:Vanquish C3000MHG
Line:Seaguar PEX8 1号
Leader:Seaguar Grandmax 5号
Lure:ZBL スライドスイムミノー85(ジップベイツ)など