STAFF BLOG
【フィールドスタッフレポート】ブルーカレントⅢ 使い分け&タックルセッティングについて
皆さんこんにちは!!ヤマガブランクスフィールドスタッフの天野です。
身近なフィールドで多彩なターゲットを狙える手軽さがありつつも、やり込む程に奥深いライトゲーム。ロッドから伝わってくるルアーの動きで水中をイメージしたり、フォール中の微妙なアタリなど、繊細なタックルだからこそ感じ取れる領域があります。
このライトゲームタックルのメリットを最大限引き出すにはどうすれば良いのか?そこで重要になってくるのが、タックルのセッティングと使い分けです。今回は「タックルのセッティングと使い分け」に焦点を当ててレポートを作成しました。ぜひ最後までご覧ください!
釣りの楽しさを広げるタックルの選び方
私自身、釣行計画を立てる際は、その時々の状況や狙う魚種に応じたタックルを使い分け、ストレスなく釣りを楽しみたいと思う派です。特にライトゲームでは、繊細なアプローチで魚に口を使わせる喰わせの釣りですので、ロッドは勿論、合わせるリール・ライン・ルアーのトータルバランスが非常に重要になります。
例えば、アジをメインターゲットとする場合でも、時間帯やフィールドによって釣り方が異なるため、私の場合は以下の二本を用意します。
タックル①
ロッド:ブルーカレント Ⅲ510
リール:ヴァンキッシュ 1000SSSPG
ライン:レッドアイ 0.25号(エステル)+リーダー0.8号(フロロ)
ルアー:ジグヘッド 0.2〜1.5g
①のタックルは、主に防波堤等で近距離を繊細に釣りたい時に欠かせない一本です。1g未満のジグ単でレンジを刻んでいく様な攻めをする場合、ルアーの存在感が薄いと釣りになりませんから、操作性に重きを置いたセッティングに振っています。
細いエステルラインを使うことでルアーの存在感を明確にし、リールもそれに合わせて必要なラインが丁度良く巻けるスプールサイズ、ドラグ性能が良い物を選択。さらに言えば軽量なリールですとロッドとのバランスが良く、軽いタッチでグリップを握れるので、疲れにくく集中力が途切れません。ダイレクトな操作感を感じやすい絶妙なレングスのブルーカレントⅢ 510と相まって、アジのアタリを掛けていく楽しさが際立つセッティングです。
タックル②
ロッド:ブルーカレント Ⅲ711
リール:ツインパワーC2500SXG
ライン:アップグレードX4 0.25号(PE)+リーダー1号(フロロ)
ルアー:ジグヘッド、キャロ、フロート、プラグ各種、メタルジグ〜10g
それに対して、②のタックルは、遠投やパワーに振ったセッティングとし、ギア比の高いリールにPEラインを巻いて、サーフや磯場といった大場所でも手返し良く釣る為の一本として重宝しています。ジグ単からキャロやフロートリグ、プラグまで潰しの効く使い方ができるのも魅力です。
具体的には、アジを軽いリグで繊細に釣るときはラインをPEの0.25号にしていますが、プラグでシーバスやメバルを狙うときは、PEの0.6号を替えスプールに巻いておいて現場で使い分けるようにしています。
ブルーカレントⅢ711は、長めのレングスですので、キャロやフロートが扱いやすく、テンションフォール中のアタリもティップが入り込むことで弾かず掛けてくれます。軽量なジグ単では攻めるのが難しい沖目・深場のポイントや、横風や波等の釣り辛い状況への対策としてはかなり有効です。
また、ベリーからバットにかけては、柔軟に曲がりつつもパワーがありますので、ラインさえ太くすれば大型の魚が掛かっても往なしながら勝負できます。実際、磯場ではシーバスや真鯛もヒットしますから、繊細さとパワーのバランスを考慮したセッティングが大事で、ある程度一本のロッドで対応できるようにリールのサイズとラインの太さを決めると良いかもしれません。
ライトゲームの広がり
さらに、ライトゲームタックルを活用すれば、ボトムゲームにも挑戦可能です。例えば、クロダイやキジハタをターゲットにした釣りもテクニカルで楽しいゲームです。
タックル③
ロッド ブルーカレントⅢ78B・82B
リール シマノ カルカッタコンクエストBSF
ライン 山豊 レジンシェラー1号+リーダーフロロ12ポンド
ルアー エコギア バクアンツ2インチ等 フリーリグで使用
クロダイのルアーフィッシングは、私の地元の秋田県ではまだメジャーな釣りではありませんが、逆に開拓の余地があるとも言えます。この魚は、怪しいボトムの変化にそってフリーリグを通したところ一発でヒット。ベイトタックルの手返しの良さやキャストコントロールのしやすさが釣果に結びついた一匹でした。
来年はクロダイゲームにもどんどんチャレンジしていきたいと思います。
また、クロダイと共に狙えるキジハタも、夏頃にかけて魚影が濃くなるので面白いターゲットの一つです。岩盤混じりのボトムでしたので、スタックを交わしながらルアーを操作しますが、ブルーカレントⅢのベイトモデルはベリーに反発力があるので、障害物をかわしやすくストレス無く釣りが展開できます。
まとめ
スピニング二本+ベイト一本あれば、それぞれのタックルの性能をいかしながら、シーズンを通じて旬のターゲットを狙えるでしょう。これを時と場面に合わせて使い分けることで、戦略的なゲーム展開=攻めの釣りが可能になります。
ライトタックルならではの操作性と食わせの力を発揮させれば、よりこの釣りが楽しくなると思いますので“タックルのセッティング&使い分け”を、皆さんの視点で考えて、試していただけたらと思います。
■ブルーカレントⅢシリーズの詳細は➞こちらから