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Ballistick 86L TZ/NANOを使用したシーバス釣行です。
スタッフの藤川です。今回は6月の後半に梅雨時期のリバーシーバスに行ってまいりましたので、その模様をお伝えさせて頂きます。
この日の天候は晴れ。違ったロケーションでデイシーバスを狙いたいと思い、近況やポイント等、良く分からない状態でお隣の宮崎県北部に足を運んで見ました。
キレイな朝日を見ながら山越えし、約2時間弱のドライブで現地に到着。
マップを見ながら満潮から下げのタイミングで、めぼしい場所に入ってみると、やはり前日にまとまった雨が降った影響で全体的に薄濁りのやや増水気味といった状況でした。
この状況が吉と出てくれればと思いながら、清流のシチュエーションで釣りたく、何箇所もランガンで探りましたが、これといったポイントを絞り込めずにシーバスからのコンタクトは無いので、思い切って川を移動です。
移動先は川幅100mにも満たない小規模河川の河口。干潮間際で水深的に歩いて渡れる程のシャローに沈み瀬が点在し少し下流側には、ブレイクもあり流れも絡むといった状況。
インスピレーション的に居るならココだろう?といった感じでエントリーし、水辺から少し距離を取りながら最初はトップで探りますが反応が無く、シャローミノーをしっかりダートさせるイメージで、一定のテンポでジャークすると流れのヨレ付近で突然鋭い当たりが!
見えキビレがいたので最初はそれか?と思いましたが、浮いてきてエラ洗い!
小ぶりではありますが狙いのシーバスでした。ロッドはBallistick 86L/TZ NANO
完全にアウェイの初場所にてデイゲームでキャッチできた1本目は、本当に嬉しいです!そして安心します。
その後は、ミノーのジャーキングを軸に川を少し行けるところまで釣り上がりショートバイトやキビレのチェイスはあり、魚が居ることは確認出来ました。
そして、今度は釣り下りながら流れとブレイクの絡む所を、今度はレンジを入れてシャッドをアクション入れながらの速引きで探ると突然また鋭いアタリとエラ洗いに加え、いい引きを見せてくれたのはシーバス!しかも少しだけサイズアップ!!
自分的にはもう大満足。
ランカーシーバスをキャッチしたり、いい条件に当たり大爆釣劇も当然嬉しいですが、なにか自分なりの目標やテーマを持って釣行に臨み、キャッチできればサイズ関係なく嬉しいものです。地域とシーズンやベイトによる、様々なルアー選択にシチュエーションとアプローチ等、シーバスゲームの奥深さと楽しさを、改めて再認識出来ました。
気付けば、ちょうど川の下げ流れも止まり、上げ潮も入りここで見切りを付け、その後は山に上りヤマメを狙いに渓流へ移動しました。
今回の釣行で使用したロッドは、Ballistick 86L TZ/NANO。
このモデルをセレクトした理由としましては、メインで使用するルアーが7cm~11cmで10g~15gまでの小型のルアーに絞った道具立てということもあります。そしてシーバスがヒットすれば、曲るロッドで思いっきりロッドを曲げたファイトを楽しみたいという事もあり、今回使用しました。
キャスト性はリリースポイントは広く、しっかりテイクバックで曲げることを意識してキャストすると、東レ㈱ナノアロイ®テクノロジーが組み込まれたブランクの独特の復元力の速さが生き、一昔前の曲るロッドと比較すると、軽くもっと楽に力を使わず飛距離を出せるといった、材料や技術の進化を感じました。
トッププラグやミノーのジャークなどの操作性の面では、ティップの入りをしっかり意識して振ってあげて、ラインスラッグを叩くイメージでの操作です。これは、現在の操作性重視の張りのある軽いショートレングスロッドと比較すると、ルアー操作時のモーションもやや大きくなり、これが長時間となると疲労感もたまりますので正直に言いますと全く良いとは思えません。バイブレーション等の、巻きの釣りのみでの使用では良いのかもしれませんが・・・
しかし、この手の釣りでは、長い期間使っていた操作性重視の張りのある軽いショートレングスのロッドに完全に慣れてしまった分、感覚を掴むのが難しく、そしてどこか懐かしい気持ちになり自分としては、それが楽しさに繋がりました。
ファイトに関しての追従性は驚く程にあり、曲がり切ってからの止まりの安心感に加え、「溜める」事に関しては抜群です!今回の2本目に釣れてくれたシーバスは、リアフックが口に掛かりフロントフックが掛かり更に沈み瀬やウナギ籠のロープが回りに入っており、やや強引にファイトしましたが、ST46TN-♯10と小さ目のフックでしたが開くこと無くファイトできたのは、この曲がりと追従性があったからこそなのでは?と感じる部分ではあります。
最後に、手持ちの曲がり負荷をお伝えさせて頂きます。
500g負荷です。
1kg負荷です。
今回の釣行で使用してみて、シーバスのプライベート釣行では更に使い込みたくなり、もっと様々なフィールドに持って出掛けてみたいと感じるモデルでした。
この良く曲がる86Lの楽しみ方を更に模索していきたいと思います。
タックル
ロッド:Ballistick 86L TZ/NANO
リール:シマノ 18エクスセンスCI4+C3000MHG
ライン:YGK G-soul upgrade PE X8 #1.0
リーダー:YGK GARIS FC ULTRA Absorber infini 24LB
ヒットルアー:Zip Baits ZBLシステムミノー9F タイダル ZBLシャッド70SS
メインで使用したルアー群。