ヤマガブランクスユーザーのM・S様より、釣果レポートを頂きましたので皆様へご紹介させて頂きます。

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～東京湾　2024年11月のタチウオジギング～

10-3月に月1、2回のペースで東京湾のタチウオジギングに通い出して、3年が経ちました。

そのうち2年間、メインロッドの1本として、SeaWalk Light Jigging B66Lを使用しております。

通う時期のポイントは、水深15-20mの千葉航路や羽田沖（浅場）、30-40mの横須賀（40mライン）、60-70m の猿島沖や走水（深場）と水温の低下に伴いレンジも下がり、使うジグウェイトも60~120gになります。

通年、同船者の釣り方を見ていると、動きの少ないタングステンジグの柔らかいワンピッチ、もしくはタダ巻きが安定的かつ釣果を伸ばしている様に思います。そう言った中で、私はB66Lをジグウェイト60-80gで浅場から40mラインで主に使用しております。

私自身はワンピッチのテンポ変化より巻きスピードやその変化でタチウオを掛けることを好みます。単にワンピッチが下手なだけですが、ジグのスイムもジグ形状に任せるだけです。そうした釣り方なので、ジグのウォブリングやスイムがティップに伝わることとジグ重量に対してティップが入り過ぎないロッドを好みますが、上記のジグウェイトはB66Lのセッティングで非常に快適です。100g以上をメインに使用する場合には、B66MLの方が圧倒的に快適だと感じています。

ロッドは基本的な性能を満たしていれば、善し悪しはユーザーの使い方にロッド特性がマッチするかどうかだと思います。

B66Lはスイム（タダ巻き）では45-80g、ワンピッチ主体であれば100gも快適に操作出来るので、非常に汎用性が高く多くのユーザーが満足出来るロッドだと思います。余談になりますが、B66Lは9-10月の相模湾のライトイナダ、12月-3月の波崎沖ショゴ祭りでも大活躍しており、1本で色々こなすにはコスパに優れるロッドではないかと思います。

 

釣行当日は、千葉航路と羽田沖の18-20m、ボトムベッタリの反応がある状況でした。モーニングタイムと活性の高い群れに当たった時は、ボトムから4-6mで追い食いバイトがあり、それ以外は早めのフォールから着底直後あるは巻き始め直ぐにリアクション的にバイトがある状況に思いました。湾奥の浅場はアベレージサイズが指4本以上で魚も太く、やり取りの距離も短いため、フッキングに劣る代わりに曲がらない太軸フックを敢えて使用しています。そのため、ソリッド系の良く曲がるロッドだとフッキングが甘くなる傾向にあり、当日も最初に使っていた他社のソリッドロッドだとフッキングに至らない或いは掛かり直後にバラすケースを連発していました。

それに気が付きB66Lに持ち替えてからは、バラシが激減して、数を伸ばすことが出来た様に思います。

数は少なかったですが、ジグを追う魚を感じられた際には、タチウオ特有のジグを噛む「ガツッ」とバイトがあり、それをフッキングして行くのが非常に楽しい釣行になりました。ソリッドロッドとの対比になりますが、B66Lはティップを見ることでジグの細かな動きが良く分かり、手元感度も高いためラインがふける前に着底が分かること、魚がジグにまとわりつく雰囲気も感じ取れることが多いため、積極的にジグをスイムさせて、魚を掛けて行ける特性だと再認識させられました。逆に細軸のフックセッティングで甘噛み程度のショートバイトも取っていきたい場合には、ソリッドロッドに分があると思います。

今回の様にフォール中ではなく、着底直後にバイトが発生する状況では、着底と同時にジグを僅かでも動かすこととラインスラッグを素早く取ることは、ジグを追ってきた魚をバイトさせフッキングに持ち込むために特に重要だったと感じています。ロッド感度に優れる上に程良くしなやかなティップを持つB66Lが非常にマッチした状況でした。

 

21本の釣果でしたが、スレ掛かりが2,3本だったことはロッドの特性を使って魚を確り掛けて行けた結果だったかと思います。最後に、10月後半から始まる東京湾奥の極太タチウオジギングは引き食味共に極上です。例年ですと竿頭で10本前後ですが、今年は30本を超える好釣果が続いています。巡り遭わせにはなりますが、ピッタリの1本で良い釣行に恵まれた事に感謝申し上げます。

 

～タックルデータ～

ロッド：SeaWalk Light Jigging B66L
リール：シマノ　18炎月プレミアム HG
ライン：シーガーPE X8 0.8号
リーダー：フロロカーボンライン20LB

バイトリーダー：ナイロンライン 100LB
ジグ：60~80g