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【鹿児島県】 スマガツオ EARLY 103M

福岡県在住のNeo M.様より釣果レポートを頂きましたので、皆様へご紹介致します。

 


 

鹿児島県南薩 沖磯 スマガツオ EARLY for surf 103M
(2022.01.05,中潮)

先日鹿児島県南薩地方の沖磯にて,EARLY for surfを使用して良型のスマガツオほか,小型回遊魚などの釣果を上げることができましたのでささやかながら報告させて頂きます。

使用したモデルはEARLY for surf 103Mです。
普段はヒラメやマゴチ,青物などをサーフから狙う際に愛用させて頂いておりますが,今回は磯場でのヒラスズキからライトショアジギングに及ぶ広範囲での使用感を確かめたく,年初めの1月5日瀬渡し船に期待を込めて積み入れました。

長さに反する軽快な使用感はルアーを一日投げ続けるサーフゲームにおいてもほとんど疲れを感じさせることが無く,また魚が掛かればロッド全体が曲がり込んで追従しながらもしっかりとバット部のパワーで大物にも対応できるところが103Mの最大の魅力と感じます。ライトに大物を釣ることのできる,非常に信頼しているロッドです。

磯に降り立って期待の朝マズメ。

 

 

予報よりも風が強く,早速ヒラスズキから狙ってみることにしましたが足元のサラシを打つも反応はなく,ライトショアジギングで広範囲の様々なレンジで魚の反応を見ることにしました。

磯と磯に挟まれた潮流場でもラインテンションを見極めて何とか30gのジグで底を取ります。経験上,水温が低くなりがちな冬季は出来るだけ軽く,できるだけ小さいルアーを漂わせるようにイメージしてアクションさせた方がバイトを得やすい気がしていたからです。

103Mはジグだと機敏にアクションさせるより大きな幅で緩やかに動かしたりただ巻きで潮の緩急を見つけながら探るのが得意な印象ですので今回のゲーム展開・戦略に特に相性が良かったです。

ボトムをスローに漂わせながら攻めているとこの日初のヒットは29cmのヒメジ(オジサン)。鮮やかな赤色に奇抜な模様は南方らしさを感じさせてくれます。

 

 

 

その後35gのジグに変更し軽い力でロングジャークしていると,40cm弱のヒラゴと同サイズのイトヒキアジ複数が立て続けにヒット。

 

 

 

 

 

 

 

瀬際ではトルクのある引きを見せてくれましたがここは103Mのバットパワーを意識的に使って抑え込み難なくランディング成功でした。
この時間,回遊魚の気配は感じるもサイズはいまいちのようでした。

潮目はまだまだ遠く,満潮の潮止まりを迎え下げ始めた頃再び鮮やかなヒメジを追加。

 

 

小さな魚でも大きい魚同様に竿全体が曲がり込んでくれるのでこのサイズのヒメジでも存分にファイトを楽しむことができます。

午後になりしばらく反応は遠のきましたがやっと潮目がこちらに近づき,足元にマイクロベイトの大規模な群れが到来。本命の下げ潮がしっかりと効き出したところで同行者がメタルジグでブリを上げ,私も続け続けとジグを投げるもピックアップ直前の1バイトのみでその後は反応がありません。

ベイトボールはまだまだ留まっている様子。
何か変化を付けてみようと思い切ってベイトサイズよりやや大きい120mmのフローティングミノーを投げてみることにしました。

 

 

変更して2投目,ベイトのいる表層をデッドスローに巻いて見せたところでステイさせます。すると思いっきりルアーを引ったくられ次の瞬間まさに回遊魚の猛烈な走り。突然のヒットに驚きましたが竿の吸収力とドラグワークで向こうのペースをコントロールしながら慎重に寄せます。何せPE1.0号でしたので強引なファイトは禁物,糸が切れないギリギリの負荷をかけ続け持久戦に持ち込む必要がありました。

しばらくして水面に姿を現したのは良型のスマガツオでした。
どおりで,重さの割に青物よりスピード感のある引きだった訳です。

事前に決めていたランディングポイントに誘導する際中も急に走り出すなどかなりの緊張感がありましたが,非常に柔軟に造り込まれたベリー部までの追従性能でバラすこともなくファイトでき,やっと相手が疲れを見せたところを瀬際の波に乗せてズリ上げ。最後は同行者の助力を得て念願のキャッチでした。

 

 

55cm, 2.28kgの初スマガツオを,磯から,ライトラインで捕れたこと全てが相まって感動しました。久々に全身が震えあがるほどの嬉しさでした。

 

 

 

 

蛇足ではありますが,瀬で擦れたリーダーが危機一髪な今回のファイトを物語っていました。切れる寸前で持ちこたえてくれたリーダーにも感謝です。

 

 

これまでサーフでしか使用したことが無かったEARLY for surf 103Mですが今回の釣行を経て,軽快さの中に確かに存在するバット部のリフトパワーと急に走り始める魚を逃がさない追従性能を体感し,この竿で挑む磯場でのライトショアキャスティングゲームの可能性を大きく感じました。まさに“ALL-CASTING”のコンセプト通り,幅広いフィールドで幅広いターゲットを想定した竿なのだと実感しています。

 

サーフでの使用は勿論,今年は磯場でもこの竿の出番が多くなりそうです。
今回のようなメモリアルフィッシュにまた出会えるよう,EARLY 103Mを持って今後様々なフィールドに挑戦させて頂こうと思います。

【Tackle Data/Line System】
Rod: EARLY for Surf 103M /YAMAGA Blanks
Reel: 19′ STRADIC 4000MHG /SHIMANO
PE Line: Super X-wire8 #1.0 (20lb.) /DUEL
Leader: POCKET SHOCKLEADER #5 (20lb.) /SUNLINE
【Lure】
Sasuke 裂波 120F /ima
SlowBlattCast WIDE 30g /PALMS
Jigpara SURF 35g /MajorCraft

 

 


 

Neo M.様、いつも釣果ご報告頂きまして誠に有難う御座います。

また、日頃より弊社ロッドをご愛用下さいまして重ねて御礼申し上げます。

EARLY 103Mの特徴でもあるしなやかさと追従性に勝負所を見逃さないバットパワーといったロッドの持つポテンシャルをフルに活かし、ライトラインでのスリリングな攻防を制して、ご自身初めての魚種でもあり、自己記録となるスマガツオのキャッチ頂けました事と、これから先も記憶に残る素晴らしい釣行となった事、私どもスタッフ一同も大変嬉しい限りで御座います。本当におめでとう御座います!!

臨場感にあふれた素晴らしい釣行記と、本来はサーフモデルのEARLY 103Mを磯にお持ち込み頂いて多魚種をキャッチ頂き、大変参考になる詳しい使用感を織り交ぜたご報告を頂けました事、心より感謝申し上げます。

Neo M.様、この度は誠に有難う御座いました。

また次回の釣果ご報告、心よりお待ちしております。