REPORT
【奄美大島】カンモンハタ、ギンガメアジなど BlueCurrent 85TZ/NANO All-Range
ヤマガブランクスユーザーの坂田様より釣果のご報告をいただきましたので、ご紹介します。
2025年8月奄美ライトソルト釣行記 – BlueCurrent 85/TZ NANO All-Range
「ライトソルトロッドでありながらフラッグシップモデル?の高価な一本」。そして、「ちょっと長く」「ちょっと強い」、でも「軽い」――これが BlueCurrent 85/TZ NANO All-Range に抱いていた印象です。しかし、今回の奄美釣行で、このロッドを主力としてしっかり使い込んだことで、その印象が大きく変わりました。むしろ強く感じたのは、その価格以上の使用感と、釣行そのものを快適にしてくれる“心地良さ” だったので、感想程度ですがレポートをお送り致します。
このロッドの最大の特徴は、5g前後の小型ミノーから20gクラスのジグまでをシームレスに扱えるキャスト性能と操作性だと思います。
軽いルアーではティップが敏感に反応し繊細な操作が可能で、20gのジグをフルキャストしても素早く収束し、振り抜きは軽快。飛距離も十分で、遠くの潮目や回遊ラインをしっかり射程に収められます。また、ティップが入り過ぎないので、高重量のルアーやジグの引き重りがとても少ない。
「ちょっと長くて」「ちょっと強い」という設計が、高い快適性に加えて、アングラーの“あと少し”という欲求を埋めてくれるように感じました。
今回の釣行では、
• サターンワームのテキサスリグで カンモンハタ
• スクワレルで ギンガメアジ
• リュウキ70Sで ミナミクロダイ
さらにアカハタやオニカマス、クロヒラアジにも出会うことができ、幅広いルアーを用いて多彩なターゲットを狙える万能性を改めて実感しました。
「ちょっと強い」ブランクの印象は、良型の魚が掛かった瞬間に「安心感」へ変わりました。
根に潜ろうとするハタ、突進するアジ、トルクフルに粘るクロダイ――異なるファイトスタイルでも余裕を持って対応でき、40〜50cmクラスでもしっかりと魚の向きを制御できるバットパワーを持っているので、遠征先での思わぬ大物にも十分に応えてくれる一本ではないかと思います。
奄美では魚影と魚種の豊かさに加え、釣りの時間そのものが特別な体験になります。
早朝、家族がまだ眠っている静かなひとときにロッドを振れば、必ず魚と出会える。昼はビーチで泳ぐ家族を横目にキャストすれば、また違う魚が応えてくれる。そして、夕焼けから満天の星空へ、さらにリュウキュウコノハズクの囀りを合図に朝焼けへと移ろう空の下で繰り返すキャスト。その一投ごとが、釣果以上に心を満たしてくれる時間でした。
この景色の中で85/TZを気持ち良く振れること自体が大きな喜びであり、奄美で釣りができる幸せを改めて噛み締めた釣行となりました。もし「旅先で少し竿を振りたい」と思ったとき、奄美ほど景観が贅沢なフィールドはそう多くないので、ぜひ一度体感して欲しい場所です。
BlueCurrent 85/TZ NANO All-Range の「ちょっと長くて」「ちょっと強い」でも「軽い」、そして“高価”という今までの印象が、今回の奄美釣行で大きく変わりました。
むしろその価格以上の信頼感と使用感を与えてくれる一本であり、旅先でも“必ず思い出の1匹に出会える”という期待と安心が得られるロッドになりました。専用タックルを揃える必要はなく、普段のルアーボックスとこの一本さえあれば、どんな場所でもしっかり釣りが楽しめる。旅に連れ出すロッドとして、自信を持っておすすめしたい一本です。
ロッド:BlueCurrent 85TZ/NANO All-Range
リール:ストラディックSW 4000XG
ライン:スーパージグマン8, 1号
リーダー:フロロカーボンライン25LB
ルアー:なんでも
》BlueCurrent 85TZ/NANO All-Rangeの詳細はこちらから
坂田様
この度は、BlueCurrent 85/TZ NANO All-Range の素晴らしい実釣レポートをお寄せいただき、誠にありがとうございます。この度は掲載が遅くなり、大変申し訳ございませんでした。
奄美という素晴らしいフィールドで本モデルを存分に使い込んでいただき、細部まで伝わるインプレッションを拝読し、スタッフ一同大変嬉しく思っております。「なんでもロッド」という設計コンセプトをまさにフィールドで体現していただき、その中で感じられた快適さや信頼感を丁寧に綴ってくださったことに、心より感謝申し上げます。
またの釣行レポートを、スタッフ一同楽しみにお待ちしております。