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長崎県 ロックショアゲーム Ballistick HIRA

長崎県在住のヤマガブランクス・フィールドスタッフの冨田充さまより、バリスティック・ヒラを使用したロックショアゲームのレポートが届きました!!

サラシモンスターを狙ってロックショアゲームに行って来ました。

天候は曇りのち晴れ。先日からの低気圧の影響でほどよくウネリが残っており、ヒラスズキゲームにはもってこいのコンディション!現地に到着すると想像していたよりはサラシが落ち着いていて、ヒラスズキが付いて居そうな場所をタイトに攻めるゲームとなりました。

サラシは薄かったのですが、ウネリとフィールドのロケーションに加え、サラシとベイトの入りがマッチしていたため、数釣り爆釣となりました。個体は60サイズが最大でしたが、バリスティックのロッドの持つポテンシャルを発揮し、全て抜き上げました。タイトなゲームを強いられたゲームでしたが、思った着水ポイントにしっかり、確実にルアーを運んでくれるキレの良いキャストフィールを感じる事が出来、満足の行くヒラスズキゲームでした。今回の釣行のサブとして、ヒラマサを掛けたいという思いが通じたのか、ヒラマサも顔を出してくれ満足な釣果を得ました。サラシの中から飛び出したヒラマサもロッドの粘りとパワーに負けたのか、綺麗に描いたベンドカーブに背を向ける事無く、すんなりとキャッチする事ができ、約3キロのヒラマサも抜き上げてキャッチしました。

今回の釣果はヒラスズキ16本、ヒラマサ2本でした。ロッドの持つ全てを使い切る釣行となり満足のいく釣行を終了しました。

 

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(スタッフM田)

冨田さん、ありがとうございました。フィールドスタッフの冨田さんは、磯からのゲームにこだわり、地磯、沖磯と九州北部のフィールドを走り回っているアングラーです。

使用ロッドはバリスティック・ヒラ11MHということで、ヒラスズキに青物と、正にこのロッドのポテンシャルを発揮しての釣行になったようですね~。

羨ましい!!

既に発売中のバリスティック・ヒラTZ/NANOですが、107MH/11MH/11H共にシャープな仕上がりで、どちらかと言えば強めの設定に感じると思いますが、ナノアロイテクノロジーを採用したブランクの特性を発揮するための調子だとも言えます。

キャスト時やファイト時には瞬間的に曲がるので、意外にもテンションの抜ける感覚はありません。ここがミソなんですね。逆風の中でどれだけレスポンスよくゲームを展開でき、かつ絞り込んだ狙いができるかを追求している設定です。とは言え、ヒラスズキロッドの伝統的なマイルドさも捨てがたかったのも事実ではあります。なので、そちらをお好みのヒラスズキアングラーの方は、要検討のロッドではあります。

昔ながらのヒラスズキアングラーの個人的な感覚で言えば、より近年の高レスポンスなルアーに合わせてきたロッドだとは思います。ヒラスズキゲームも最近ではPEラインを使用することが当たり前になっており、またヒラスズキゲームに対応するだけの性能を持ったラインが増えてきました。私の感覚のミノーの引き抵抗を感じながらサラシの中の流れを読んでいくゲームとは、また違う次元のゲームが楽しめるようになってるんですね。より掛けにいく性能を研ぎ澄ました感じですね。これは前モデルのバリスティック・ヒラよりも顕著になっていると思います。凄いのは、これでバイトを弾かずにフッキング性能が向上している点ですね。

また、ファイト中の感度の向上もNANOブランクの大きな特徴です。首を振る系の魚は、とにかく速く浮いてくる印象です。首振りでのテンション抜けが起こりにくく、魚が自由に頭を下に向けられないような感じです。アングラー側に伝わる首振りの衝撃もロッドの弾力で相殺され、代わりに魚の動きがより分かりやすくなっています。

とまあ、古いヒラスズキアングラーも新たに燃えてくる仕上がりですので、是非、既成概念に捉われずに触って欲しいロッドであります!!